圧巻のラウンドでさくらが優勝戦線に名乗り
国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは7日、茨城県・茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位タイでスタートした上田桃子が通算8アンダーにスコアを伸ばして単独首位に立った。
パットの復調で第2ラウンドまで首位争いを演じている上田は、この日も好調を維持して3バーディ、1ボギーの2アンダー70でラウンド。単独首位に立ち、“桃子復活”を改めて印象付ける形になったが、上田と同じく復活の気配を見せたのが横峯さくらだった。
通算3オーバー34位タイという苦しい位置からスタートした横峯。「今の自分の状態では優勝争いするとは言えない」と自信を失っていた横峯だが、この日の朝に自分のスイングに気づく部分があったそうで、「ショットに自信を持てた」という言葉通り伸び伸びとプレー。
5番、9番でスコアを伸ばし前半を2バーディで終えると、11番でもバーディ奪取に成功。ここから4ホールはスコアカード通りのプレーが続いたが、上がり3ホールで圧巻のバーディラッシュを見せた。
まずは16番パー4で長いバーディトライをものにすると、17番パー5では第3打のアプローチでピンそばにつけバーディチャンス。これも易々と沈めた横峯は18番もバーディで締め、6バーディ、ノーボギーの6アンダー66でフィニッシュ。通算3アンダーまでスコアを伸ばし、一気に5位タイまで浮上した。
「今日は危ないホールがなかった。(上がり3ホールのバーディは)すごく嬉しかった」と笑顔を見せた横峯。すっかり失っていた自信を取り戻し、最終ラウンドにも魅せてくれそうだ。
その他、アン・ソンジュ(韓)がトップと1打差の通算7アンダー2位につけ、3位は通算6アンダーのテレサ・ルー(台)。佐伯三貴が通算5アンダーで4位につけた。有村智恵は通算3アンダー5位タイ、モーガン・プレッセル(米)は通算2アンダー9位タイ。初日トップの不動裕理は後半に崩れ、3オーバー75で通算1オーバー18位タイに後退した。宮里藍は5オーバー77と崩れ、通算8オーバーの55位タイとなっている。