E.エルス、ジャンボが世界ゴルフ殿堂入り!
メジャー3勝を誇るアーニー・エルス(南ア)が、世界ゴルフ殿堂(ワールド・ゴルフ・ホール・オブ・フェイム)の仲間入りを果たした。
現地時間9日、フロリダ州セントオーガスティンのワールド・ゴルフ・ビレッジで行われた式典を前にエルスは「ものすごく特別な気持ちになると思う。今でも試合で勝つこと、メジャーで勝つことに挑戦している。これは生涯の大きなボーナスになるね」と口にした。
そして臨んだ式典では感激を隠そうともしなかった。エルスは「南アフリカから(米国に)来たときには、ゴルフ殿堂があることさえ知らなかった。今、歴史を振り返ってみると、殿堂は1940年からある。その頃知らなかったなんて残念だ。僕の夢はメジャーに勝つことで(南アの大先輩)ゲーリー・プレーヤーのようにグランドスラムを達成し、たくさんの試合に勝つことだった。だからアメリカのツアーにやってきたんだ」と興奮気味にスピーチ。大先輩の足跡を追うような殿堂入りに感謝した。
今年、エルスとともに殿堂入りを果たした選手は他に5人いたが、そこにはインターナショナル部門で日本人4人目となるジャンボこと尾崎将司の名前もあった。残念ながら本人は腰痛で長旅が困難なことなどで欠席。代理でチャンピオンズツアーでプレーを続けている末弟の直道が出席し、兄を称えるスピーチをした。
他に、ベテラン部門でダグ・フォード(米)ジョック・ハッチンソン(スコットランド)、ライフタイムアチーブメント部門でジョージ・ブッシュ元大統領、3月4日に死去したCBSのプロデューサーでマスターズ中継を世界中に浸透させたフランク・チャキニアン氏が表彰されている。
また、すでに99年に殿堂入りしているセベ・バレステロス(スペイン)が、直前の7日に死去したことから、式典は追悼の意味合いも持ち、その表情が刻まれた盾には黒いリボンがかけられた。