佐伯が逃げ切りV! 今季初優勝飾る
国内女子ツアーのフンドーキンレディースは15日、福岡センチュリーGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。朴仁妃(韓)と共に首位タイからスタートした佐伯三貴が、通算8アンダーで勝利し今季初優勝を挙げた。佐伯は昨年の伊藤園レディス以来となる国内ツアー3勝目となっている。また、3位タイスタートの北田瑠衣が通算7アンダーで単独2位に入っている。
アウトスタートの佐伯は前半から飛ばした。4番、6番、7番でバーディを奪い2位以下に3打差をつけてバックナインへ。しかし後半は11番でボギーを叩きつまずいた。そして後続からは北田が背後に忍び寄っていた。北田は2番でボギーを先行してしまうものの、5番、6番で連続バーディを奪うなど着実にスコアを伸ばしてきた。結局5バーディを奪って通算7アンダーまでスコアを伸ばしてホールアウト。後続の佐伯の結果を見守った。
佐伯は11番のボギーの後も、16番のティーショットではカート道まで逸れてしまうほど右サイドへ大きく曲げてしまう。しかし、カート道のまま2打目を打ったこのホールで見事にバーディを奪うと、通算9アンダーまでスコアを伸ばして勝利を手繰り寄せる。最終ホールではパーパットを外し苦笑い、再びボギーを叩いてしまうが何とか1打差で逃げ切った。
ディフェンディング・チャンピオンとして大会に臨んだ横峯さくらは、初日で3オーバー46位タイと大きく出遅れてしまったものの、その後立て直して最終日は5バーディ、1ボギーでホールアウト。大会連覇は叶わなかったが、通算3アンダー10位タイまで浮上して意地を見せた。競技後は「メンタルがまだまだ弱い。自分のペースでやって行くだけです」と語り、今後の復調を見据え大会を終えている。
その他では、笠りつ子と茂木宏美が通算5アンダーで3位タイ。首位タイスタートの朴、宮里美香ら5人が通算4アンダー5位タイに並び、2日目に5アンダー67で3位タイまで急浮上した馬場ゆかりはスコアを1つ落として13位タイに終わった。