全英オープン出場目指すS.ガルシア、イーグル発進で3位タイ
練習ラウンドなしのぶっつけ本番で臨んだセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、全英オープン連続出場に希望をつなぐ好スタートを切った。
米男子ツアー、HPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)は現地時間26日、第1ラウンドの競技を終了。ガルシアが1イーグル、3バーディ(1ボギー)の4アンダー66をマークし、単独首位のジェフ・オーバートン(米)に2打差の3位タイと好発進した。
大会3日前の月曜日に全英オープンインターナショナル・ファイナル・クォリファイ(IFQ)米国にエントリーしていながら、左手の爪の感染症でクラブを握れないことを理由に欠場。大会前日も練習場でわずか20回素振りをしただけで、プロアマ欠場を決めたほどだったが、この日は目の覚めるようなプレーを見せた。
スタートホールの10番パー4で、残り116ヤードからサンドウェッジでの第2打を直接カップにねじ込むイーグルを奪取。勢いに乗って、最高の結果を叩き出して見せたのだ。
「だからゴルフは面白い。本当に全然練習ラウンドもできなかったし、ドライバーだって右に行っちゃったんだ。でも、ライが良かったからね。木を越えるクリアなショットが打てた。あれ以上のスタートはないよ」と笑いが止まらない。
最終予選に出られなかったことで、このままでは1998年から続いていた全英オープンの連続出場が途絶えてしまう。それを避けるためにも、復活優勝で何とか世界ランクと賞金ランキングを上げたいところだ。
一方、今季初優勝を狙うダスティン・ジョンソン(米)も、ガルシアと同じ組でプレーしてこちらも4アンダー66の3位タイ。2ホール目でドライバーショットを池に入れ、ダブルボギーを叩いたものの、その後盛り返して6つバーディを奪い好スコアをマークした。その他上位陣では、単独2位に5アンダー65でプレーしたライアン・パーマー(米)がつけている。
ガルシア、ジョンソンと並ぶ3位タイに9人がひしめく混戦模様。今田竜二も1アンダー69でプレーして31位タイとまずまずの位置にいるだけに、上位に割って入りたいところだ。