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藍出遅れ、美香10位タイ! 単独首位は今季初V狙う申

更新日:2011/06/04 10:40
藍出遅れ、美香10位タイ! 単独首位は今季初V狙う申

 

 ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍が出遅れる中、今季好調の宮里美香がまずまずのスタートを切った。

 米女子ツアーのショップライトLPGAクラシック(ニュージャージー州、ドルチェ・シービューリゾート ベイC)が現地時間3日開幕。昨年優勝の宮里藍は強風の難コンディションの中、出だしこそ1番と3番でバーディを奪うなど好調だったが、4番5番の連続ボギーで失速。7番以降は1つもバーディを奪うことが出来ず2オーバー73と崩れて43位タイ。初日にしてすでに連覇に赤信号が灯った。

 一方、宮里美香は4バーディ、3ボギーと出入りはあったものの1アンダー70にスコアをまとめ、首位に4打差の10位タイとまずまずの滑り出し。また今季、米女子下部ツアーのLPGAフューチャーズツアーと日本ツアーデビュー戦で初優勝を飾っているルーキーの野村敏京は4バーディ、5ボギーの1オーバー72で回り、30位タイからのスタートとなった。

 上位陣は今季まだ優勝がない申智愛(韓)が5アンダー66で単独トップ。「風が強かったのでイーブンパーか1アンダーが目標だったのですが、2番のバーディで波に乗ることが出来ました」と、スタート直後の2番で10メートルの下りのパットを沈めたのを皮切りに6バーディ(1ボギー)を量産しトーナメントをリード。「今季(トップ10入りはキア・クラシックでの1度だけ)浮き沈みが激しいのは、ショットにばかり気を取られて、パッティングの練習が疎かになっていたから。今週はパットの練習に力を入れて来ましたが、その成果が出たような気がします」とトレードマークのスマイル全快だった。

 1打差の単独2位につけたのが申と同組で回ったサンドラ・ガル(独)。3月のキア・クラシックの最終日にも最終組で申と一緒に回り、競り勝ってツアー初優勝を飾っており、「あの優勝で自信がついた」と目下絶好調。「強い選手に囲まれ、ギャラリーの前で良いプレーをして楽しみたい」と今季2勝目に意欲を見せた。

 その他、首位と2打差の単独3位にカトリオーナ・マシュー(スコットランド)、2アンダー69の4位タイにクリスティー・カー(米)、カレン・スタップルス(英)、キム・インキョン(韓)ら6人がつけた。なお、上田桃子は3オーバー74で回り54位タイで初日を終えている。

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