大会存続に向けて連覇を狙うC.カー
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/06/09 12:10
今年で36回目の開催となる老舗トーナメントが、最後になるかもしれないという噂が流れる中、クリスティー・カー(米)が、必死でそれを食い止めようとしている。
現地時間9日開幕の米女子ツアー、LPGAステート・ファーム・クラシック(イリノイ州、パンサー・クリークCC)は、19年間タイトルスポンサーを務めてきた保険会社のステート・ファームが、今年限りで契約を終えることが決定している。ところが、次のスポンサーがまだ決まっておらず、同州の州都でもあるスプリングフィールドで長年親しまれてきた大会が消滅の危機を迎えているのだ。
この危機に、米国勢としてはトップのロレックスランキング(女子世界ランキング)4位にいるディフェンディング・チャンピオンのカーが発奮。外国勢ばかり強いことが国内スポンサーが離れてしまう原因となっていることは明らかなだけに、同大会3勝目に向けて意欲を燃やしているのだ。今季はトップ10入りが5回、2位フィニッシュも2回と安定したプレーはしているものの優勝はまだない。それだけに「いいプレーはしているんだけど……。バックナインでパットが2つ入っていれば、もう2勝はしているところ」と苦笑しながら、今度こそ優勝して大会存続の力になろうと決意を固めている。
その他、ヤニ・ツェン(台)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、申智愛(韓)、ブリタニー・リンシコム(米)ら実力者も揃って参戦。宮里美香、上田桃子、野村敏京の日本勢も顔を揃えて、大会を盛り上げる。