サントリーレディス開幕、後半復調の藍が好発進 トップ3は韓国勢
国内女子ツアーのサントリーレディスオープンゴルフトーナメントが9日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。第1ラウンドの競技を終了し、昨季賞金女王で今季も既に1勝を挙げているアン・ソンジュ(韓)とリ・エスド(韓)が5アンダー67で回り首位に立った。海外から一時帰国して参戦している宮里藍はトップに3打差の2アンダー70で8位タイにつけた。
宮里にとっては、ルーキーシーズンの2004年にプロ2勝目を挙げた相性のいい大会。インスタートのこの日は「リズムが戻ってきてフィーリングもいい」という感触とは裏腹に、出だしの10番、11番でいきなり連続ボギーを叩く散々な立ち上がりだったが、後半に入って復調する。
前半では迷いがあったという宮里だが、後半は「気持ちを切り替えていった」という言葉通りに攻めていく。1番パー5で決して短くないフックラインを沈めてバーディを奪うと、2番パー4ではラフからのセカンドをグリーン手前に寄せ、ここからチップインバーディ。この後も4番でスコアを伸ばした宮里は6番でも長いバーディトライをものにし、5バーディ、3ボギーの2アンダー70で初日を終えた。
前週のリゾートトラストレディスで今季初勝利を挙げた好調の横峯さくらも前半はパットに苦しみスコアを落としたが、後半に建て直し4バーディ、3ボギーの1アンダー71でディフェンディング・チャンピオンの飯島茜らと並ぶ18位タイ。現在賞金ランキング3位。ランキング5位までに入れば今季最後のメジャー大会である全英リコー女子オープン(現地時間7月28〜31日/スコットランド、カーヌスティGL)の出場権が手に入るとあって、何としても現在の位置をキープしたいところだ。
その他、イ・ジウ(韓)が4アンダー68で単独3位。3アンダー69の4位タイグループに上原彩子、茂木宏美ら4人がつけている。さらに有村智恵と大山志保が2アンダー70で宮里らと並ぶ8位タイ。現在賞金ランキングトップの佐伯三貴は1オーバー73で50位タイ、不動裕理と金田久美子は5オーバー77の104位タイで大きく出遅れた。