李知姫がコースレコードで首位浮上、有村も猛追
国内女子ツアーのサントリーレディスオープンゴルフトーナメントは10日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。18位タイからスタートした李知姫(韓)が8バーディ、ノーボギーでコースレコードとなる8アンダー64の猛攻を展開し、通算9アンダーで単独首位に立った。初日トップのアン・ソンジュ(韓)とリ・エスド(韓)が有村智恵、茂木宏美と共に2打差で李を追っている。
有村はバーディ発進を果たしたものの、その後はなかなか寄せきれず、長いバーディパットを決められない展開が続いて前半は1アンダーで折り返す。しかし後半に入ると、もともとフィーリングは良かったというショットが安定し、10番から12番まで3連続バーディ。14番でもスコアを1つ伸ばした有村は5バーディ、ノーボギーの5アンダー67で通算7アンダー。それでも「後半4ホールでもう少し(バーディが)欲しかった」とどん欲な姿勢を見せていた。
一時帰国して参戦している宮里藍は、8位タイという好位置からスタートしながらも波に乗れない。1番から5番までバーディトライがあったものの、奪取に成功したのは4番だけ。その後も「雨の影響でグリーンが重く、パットが決めきれなかった」という宮里はスコアカード通りのプレーが続き、結局2バーディ、1ボギーの1アンダー71で通算3アンダーの14位タイに後退した。
前週優勝の横峯さくらは「バンカーに何回入ったかな」と自ら首をかしげる内容ながらも、我慢のゴルフを続けて1オーバー73。通算イーブンパーで首位と9打差の36位タイだが、「残り2日間で1打でも縮められるようにしたい」と前を向いていた。
その他、フィリピン国籍でアマチュアのチヒロ・イケダが通算6アンダーで上原彩子、服部真夕と並ぶ6位タイと大健闘。同じくアマチュアの鬼頭桜が通算3アンダーで宮里らと並ぶ14位タイにつけている。ディフェンディング・チャンピオンの飯島茜は通算1オーバー43位タイ。
不動裕理は最終18番でボギーを叩き、通算3オーバー62位タイはカットラインに1打足りず予選落ち。諸見里しのぶ、金田久美子、馬場ゆかりらも予選で姿を消すことになった。