昨年プレーオフ敗退のR.カールソン奪首! 今田16位タイ浮上
昨年プレーオフで敗れた雪辱を期すロバート・カールソン(スウェーデン)が安定したゴルフで単独トップに躍り出た。
米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシック(テネシー州、TPCサウスウインド)は現地時間10日、第2ラウンドの競技を終了。首位に1打差の2位タイからスタートしたカールソンが6バーディ、1ボギーの5アンダー65をマーク。通算9アンダーで単独トップに立ち、2位タイのコルト・ノスト(米)、キーガン・ブラッドリー(米)に3ストロークのリードを奪った。
昨年の同大会でプレーオフに進出しながらリー・ウェストウッド(英)に勝ちを譲ったカールソン。それでも「この場所、このコースには良い思い出しかない。プレーオフで負けたとはいえ72ホール終了時点ではトップに並んでいたんだから誇りに思う。地元の人たちの歓迎を受けて、良い雰囲気の中で気分良くプレーが出来ている」とポジティブ発言。
深くしつこいラフに手こずりながらも、切れ味鋭いアイアンショットで次々とグリーンを射止め波に乗った。「このコースはいかにフェアウェイをキープするかが攻略のカギ。少しくらい長いクラブを持つことになってもラフにつかまるよりフェアウェイから打つ方が良い。明日からも賢いコースマネジメントを心がけたい」と冷静に分析した。果たしてカールソンは昨年のリベンジを果たすことは出来るのだろうか。
一方、初日33位タイとやや出遅れた今田竜二は終盤ボギーとバーディが入り交じる内容だったが、2アンダー68をマークして通算2アンダーまでスコアを伸ばし、17ランクアップの16位タイに順位を上げた。この日は18ホールを25パットに収め、不調だったパッティングも徐々に本来の調子に戻りつつある。
その他、ディフェンディング・チャンピオンのウェストウッドは、レティーフ・グーセン(南ア)、ジョナサン・バード(米)らと通算1アンダーで並び23位タイにつけたが、デビッド・トムズ(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら実力者が予選で姿を消している。