石川、全米オープンに向け準備万端!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/06/16 12:11
石川遼が、日本人初のメジャータイトル獲得に向けて全力投球だ。
現地時間16日から始まる米男子ツアーの第111回全米オープンの舞台、コングレッショナルCC(メリーランド州)を攻略するために、石川はすべての技を駆使することを宣言した。
大会前の練習ラウンドでコースをチェックし、グリーン周りのくぼ地からの難しいアプローチで5Wを多様。さらに、深いラフからパターのトゥ部分でボールを出すなど様々な工夫を見せて、ゴルフを楽しんでいるようにも見えた。
「頭の中を柔らかくして色々イメージを浮かべることが重要」との言葉は、まさに「あれこれイマジネーションが浮かぶから、リンクスやメジャーは大好き」と口にしていたタイガーの台詞を彷彿させる。
ぺブルビーチGL(カリフォルニア州)で行われた昨年大会では、予選ラウンドいいところを見せながら、決勝ラウンドでこらえきれず33位タイに終わっている。全米オープンの難しさ、忍耐の大切さを痛感し、さらに今年はギリギリだったが世界ランク50位内に入っての大会出場だけに、しっかりと準備はできていることだろう。
渡米前には日本国内での無免許運転が発覚し、謝罪してから機上の人となったが、そのショックは完全に払拭。19歳でのメジャー制覇に向けて、集中力はピークに達している。
一方、ベテラン藤田寛之は「出るだけではイヤ」と結果を追求することを宣言した。大会初日に迎える42歳の誕生日のお祝いに、メジャーでの結果がついてくれば最高だ。
他には、日本での最終予選を突破した久保谷健一も出場。無欲で挑む。