さくらが猛チャージで3位タイ浮上! 佐伯&李は首位タイ堅守
国内女子ツアーのニチレイレディスは18日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位タイ発進の李知姫(韓)と佐伯三貴がともに通算7アンダーまでスコアを伸ばしてトップの座をキープした。また、この日のベストスコアの67をマークした横峯さくらがキム・ソヒ(韓)と並び、通算5アンダーで3位タイにつけている。
今季初優勝を目指す李は前半に4バーディ、1ボギーと3つスコアを伸ばしたものの、後半は失速。出だし10番でバーディを奪って以降スコアカード通りの我慢のゴルフが続き、さらに17番でバンカーにつかまりボギーを叩く。それでも最終18番のピンチをパーで切り抜け、3アンダー69でホールアウトして首位の座を堅守した。
一方、李と同じく前日首位タイの佐伯は、前半こそイーブンパーで回ったが、後半に入ると13番のバーディを皮切りに、15番、18番でもバーディを奪取。通算7アンダーとし、李と並んで最終日を迎える。
2006年、2008年と同大会で2度優勝している横峯はこの日、「不安なく振れている」という安定したショットでスコアを伸ばしていく。前半を3アンダー33で折り返すと、後半にも2つスコアを伸ばして、ノーボギーの5アンダー67をマーク。前日の20位タイから一気に3位タイに急浮上した。「ロングホールでバーディがとれていない。もうちょっと5、6メートルのパットが入ってくれれば」と明日に課題を残した横峯だったが、「明日も自分のプレーが出来るようにがんばります」と、逆転での今季2勝目に意欲を見せた。
その他上位陣は、現在賞金ランクトップで前日11位タイのアン・ソンジュ(韓)が7バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで3アンダー69。通算4アンダーまでスコアを伸ばし表純子と並んで5位タイにつけた。さらに通算3アンダー7位タイに、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞(韓)、大山志保、有村智恵らが続いている。
なお、日本ツアーでプロデビュー2連勝を狙っていた18歳の野村敏京は初日の出遅れが響き、通算4オーバー71位タイで予選落ち、諸見里しのぶは通算13オーバー103位タイと大崩れし決勝ラウンド進出を逃している。