石川遼、首位に1打差3位タイと好発進! 全米帰りの疲れ見せず
国内男子ツアー、〜全英への道〜 ミズノオープンは23日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。全英オープン出場権をかけた戦いの初日は、同ツアー未勝利のジェイ・チョイ(米)が8バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークし、プラヤド・マークセン(タイ)と並んで首位タイに立った。先週の全米オープンで自己最高の30位タイに入った石川遼は5アンダー67で回り、同じく全米オープン帰りの久保谷健一、宮本勝昌らと並んで首位と1打差の3位タイにつけている。
昨年までのよみうりカントリークラブ(兵庫県)から舞台を移して開催された今大会は、全英オープン出場者を決めるのにふさわしいリンクススタイルのコースで4日間の競技が行われる。
現在、日本ツアー勢で全英オープン出場権を保持しているのは、昨年の日本オープンゴルフ選手権競技の覇者の金庚泰(韓)、その金庚泰を除く昨季の日本ツアー賞金ランク上位2名の藤田寛之、石川、それにオーストラリア地区予選を突破したカート・バーンズ(豪)、アジア地区予選突破の平塚哲二、チービン・ラム(シンガポール)の6人のみ。この有資格者を除く、今大会上位4名と開幕戦から今大会までの獲得賞金ランク上位2名に出場資格が与えられる。
全米オープンの疲れを取る間もなく、練習ラウンドなしのぶっつけ本番で初日に臨んだ石川はインスタート。まずは、出だし2ホール目の11番でバーディを奪うと、続く12番でもバーディと好調な滑り出し。さらに14番パー3ではティーショットがピンに当たりあわやホールインワンかという会心のショットで難なくバーディを奪取する。18番でもバーディを奪って前半はノーボギーの4アンダーで折り返す。
後半は2番、6番のロングホールでバーディを奪ったものの、8番パー3でこの日唯一のボギーを叩き、スコアを1つ伸ばすに留まった。それでも6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、3位タイと好発進を切った。国内ツアーで2週連続予選落ちを喫して全米オープンに臨んだ石川だが、最終日に60台を出すなどメジャーの舞台で調子を取り戻して帰ってきている。このまま好調を維持して今季初優勝を挙げたいところだ。
その他上位陣は、首位と2打差の10位タイに4アンダー68をマークした今大会ホストプロの小林正則、松村道央ら6人が並び、さらに1打差の16位タイにすでに全米出場権を持っている平塚、宮瀬博文らが続いている。
また、今季初勝利を飾って全英オープンの切符を手に入れたい池田勇太は、5バーディ、3ボギーの2アンダー70で回り、昨季賞金王の金庚泰と並んで首位と4打差の30位タイとまずまずの位置につけた。一方、全英オープン出場資格保持者の藤田は、現在賞金ランク1位の河井博大と並びイーブンパー72の58位タイ、池田と同じく出場権を獲得したいディフェンディング・チャンピオンの薗田峻輔は5ボギー(2バーディ)を叩いて3オーバー75の112位タイと出遅れている。