全英優勝に意欲を燃やすタイガー!!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/06/29 11:26
タイガー・ウッズ(米)が、全英オープン(現地時間7月14〜17日/英国、ロイヤル・セントジョージズGC)での復活優勝に意欲を見せた。
マスターズ最終日に痛めた左ヒザとアキレス腱の故障で、しばらく戦線を離脱したタイガー。5月のザ・プレーヤーズ選手権で復帰したものの、初日のフロントナインで42を叩いて足を引きずりながら棄権し、優勝候補だった全米オープンも直前で出場を回避した。メジャー第3戦となる全英への出場が取り沙汰される中で現地時間28日、ホストを務める米男子ツアーのAT&Tナショナル(現地時間6月30日〜7月3日/ペンシルベニア州、アロニミンクGC)の記者会見に出席したタイガーは、大会には出られないながらもホストとして、そしてメジャー14勝のゴルファーとして質疑に応答した。
この席で全英に向けての意気込みを聞かれ、「ただ出場するためなら行かない。勝つために行くんだ」と言い切ったタイガー。だが、同時にザ・プレーヤーズ選手権で棄権後、まだ練習もできていないという厳しい現実も打ち明けた。
メジャー最多の18勝を誇るジャック・ニクラウス(米)の記録を抜くのは時間の問題といわれながらもここのところ足踏みが続いているが、それについては「僕はまだ35歳。65歳と言うわけじゃない。まだまだ時間はある」と挑戦意欲をのぞかせたタイガー。だが、2009年BMW選手権以来、スキャンダルや故障でメジャーどころか通常トーナメント優勝からも遠ざかっており、メジャータイトルに関しては2008年の全米オープン以来縁がなく、苦しい状況なのは言うまでもない。それでも更なるメジャータイトルを積み重ね、世界一の座に返り咲く日を夢見て、タイガーはひたすら復帰に向けて歩き続けている。