A.スコット、H.ハースが首位タイ発進! 今田は62位タイ
米男子ツアー、AT&Tナショナルの第1ラウンド(現地時間6月30日/ペンシルベニア州、アロニミンクGC)は、出場120人中、アンダーパーで回った選手がわずかに28人という難コンディション。通常はイーブンパーが優勝スコアに設定されていると言われる全米オープンだが、今年は優勝したローリー・マキロイ(北アイルランド)のスコアが通算16アンダー。2位とは8打差と飛び抜けていたが、マキロイ以外にもアンダーパーの選手が19人もいたことから、今大会は「全米オープン以上の難しさだ」という声があちこちから聞こえてきている。
そんな中、ハンター・ハース(米)と共に首位タイに立ったのが、大会ホストを務めながら故障で出場できないタイガー・ウッズ(米)の専属キャディがバッグを担いでいるアダム・スコット(豪)だ。
ショットはずっと安定しているもののグリーン上で苦しんでいたが、ロングパターを導入したのが功を奏した。序盤に長いバーディパットを2つ沈めるなど、5バーディ(1ボギー)を奪って4アンダー66をマーク。昨年のバレロ・テキサス・オープン以来となるツアー8勝目に向けて最高のスタートを切った。
トップと1打差の3位タイにディーン・ウィルソン(米)、ジョー・オギルビー(米)、カイル・スタンレー(米)、ジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)の4人。初優勝が待たれるリッキー・ファウラー(米)、実力者ビジェイ・シン(フィジー)、ジャスティン・レナード(米)らが2アンダー68で回り、7位タイで追走している。
日本勢で唯一出場している今田竜二は2オーバー72と今ひとつの内容で62位タイと出遅れている。
また、過去に2度の心臓移植手術を受けたことで知られ、先週ネイションワイドツアーで優勝したエリク・コンプトン(米)も6オーバー76で109位タイと大きく出遅れた。5週連続の試合出場で疲れが見えるようだ。