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上原が韓国勢を抑え今季初V! さくらは15位タイ

更新日:2011/07/03 18:56
上原が韓国勢を抑え今季初V! さくらは15位タイ

 

 今年で2回目を迎える国内女子ツアーの日医工女子オープンゴルフトーナメントは3日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日のトーナメントリーダーで前日2位タイに後退した上原彩子が出だしから5連続バーディを奪う会心のゴルフを披露し、通算16アンダーまでスコアを伸ばして今季初優勝を飾った。前日首位の宋ボベ(韓)は最後まで激戦を繰り広げたが、わずか1打届かず単独2位に終わった。

 最終組で回った上原と宋が熾烈な優勝争いを演じた最終日。2009年以来の優勝を目指す上原は首位の宋と1打差の2位タイでスタート。出だし1番でバーディを奪うと勢いそのままに5番まで連続でバーディを奪取し、絶好の滑り出しを見せる。一方、宋は出だし2ホールで連続バーディ奪ったものの、上原が5連続バーディをマークする間に首位の座を譲る。上原はその後も2つスコアを伸ばして前半はノーボギーの7アンダー29と完璧な内容で宋に3打差をつける。

 ところが後半に入ると一転、上原は猛チャージを見せた前半とは打って変わって16番までスコアカード通りのゴルフとなる。上原がパーセーブを続ける中、宋は11番でバーディを奪い2ストローク差に。さらに上原が17番でボギーを叩いて1打差で最終18番を迎える。上原が長い距離のバーディパットを残す一方、宋は決めればプレッシャーをかけられるバーディチャンスを得る。しかし、惜しくもパットを外し追い付くことが出来ず、しっかりパーパットを沈めた上原が2年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた。亡き父と約束したという3勝目に、涙を浮かべながら「嬉しいです。最高です」と語った上原のさらなる飛躍を期待したい。

 また、前日カットラインぎりぎりの45位タイで決勝ラウンドに進んだ横峯さくらは、最終日にしてようやくショットとパットが噛み合い自分のプレーを取り戻す。インスタートのこの日、12番と18番でバーディを奪って前半を2アンダー34で折り返すと、後半も出だしの3ホールで2つスコアを伸ばすなど、結局5バーディ、1ボギーの4アンダー68で回って通算3アンダーとし15位タイで終戦。最終日に盛り返した横峯だが、連続トップ10入りは8試合でストップした。

 その他上位陣は、5アンダー67の好スコアをマークした黄アルム(韓)が通算13アンダーで単独3位に続き、ディフェンディング・チャンピオンのシン・ヒョンジュ(韓)が通算10アンダー単独4位、5アンダー67でプレーした姜如珍(韓)が通算9アンダーの単独5位と、優勝した上原を除き上位を韓国勢が占める結果になった。また、前日6位の不動裕理は初日首位タイの表純子と並び通算8アンダーで6位タイ、前戦優勝の李知姫(韓)は馬場ゆかり、飯島茜とともに通算6アンダー9位タイで4日間の競技を終えている。

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