日本アマチュアゴルフ選手権 日章学園高2年の香妻が首位発進!
日本アマチュアゴルフ選手権が5日、三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)で開幕。日章学園高2年の香妻陣一朗が、4アンダー68でプレーして単独首位に立った。
香妻は、最終ホールのチップインを含めて6バーディー、2ボギー。中学生時代に九州ジュニアゴルフ選手権連覇(2008、2009年)の実績はあるが、大きな大会ではまだ実績がないだけに「マッチプレーに残ることを第一に考えています」と謙虚な姿勢を見せた。
姉の琴乃はナショナルチームでの一員でもあり、プロのツアーにも何度も出場している有名選手。2008年日本女子アマチュアゴルフ選手権メダリストの姉に続けとばかり、2日目に向けて気合を入れた。
1打差で続くのが、強豪東北福祉大4年主将の藤本佳則、森杉大地、竹安俊也、2007年の同大会2位のベテラン、田村尚之の実力者たちだ。
藤本が「僕はマッチプレーが苦手ですから。楽しめればいい」とリラックスムード全開なら、47歳になったばかりの田村も「中部地区は方角がいい」と、にやりと笑って4年前の雪辱を狙っており、2日目も予断を許さない展開になりそうだ。
また、昨年のアジアアマチュア選手権王者でマスターズで日本人初のローアマを獲得した東北福祉大2年の松山英樹も、上がり2ホールで連続ボギーを叩いたが、それでも2アンダー70。6位タイといい位置につけており、こちらも怖い存在だ。
当初は宮城県の利府ゴルフ倶楽部で開催予定だった今大会だが、3月11日の東日本大震災で現地が被災。急遽、会場が変更された経緯がある。それだけに、選手たちは大会直前までコースチェックに余念がなく、暑さの中での戦いに突入した。
大会は2日間36ホールのストロークプレー終了後、上位32人がマッチプレーに進出。アマチュア日本一を決める決勝は9日に予定されている。