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全米女子オープンでグランドスラムを狙うY.ツェン! 日本勢は7人が出場

更新日:2011/07/07 12:41
全米女子オープンでグランドスラムを狙うY.ツェン! 日本勢は7人が出場

 

 世界ランクNo.1のヤニ・ツェン(台)が、メジャーのグランドスラムがかかる米女子ツアー今季メジャー第3戦、全米女子オープン(現地時間7〜10日/コロラド州、ザ・ブロードムーア イーストC)に挑む。

 メジャー第2戦のウェグマンズLPGA選手権で、近年では男女通じて史上最年少となる22歳でのメジャー4勝目を飾ったツェン。しかし今大会だけはまだ優勝経験がなく、当然プレッシャーはかかる。それを払拭してくれたのがメジャー10勝の実績を誇り、すでに引退しているアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)だ。ツェンは以前アニカが住んでいたフロリダ州の家を購入。そんな縁もあり親しくなった。「いいワインを飲みながら少し話しました。彼女は私のプレーを見て楽しんでくれていると言ったんです」と笑うツェン。舞台となるザ・ブロードムーアで行われた1995年の同大会で、初のメジャー優勝を飾ったアニカとの会話ですっかり肩から余分な力が抜けたようだ。

 さらに「メジャーでは爆発的なスコアを出す必要はないのはわかっています。ボギーを叩いても気にすることはない。必要なのは忍耐。普通の試合なら気にしますけど」と、グランドスラムに向けての心構えを語っている。

 ディフェンディング・チャンピオンのポーラ・クリーマー(米)、そして申智愛(韓)やモーガン・プレセル(米)などの実力者たちが打倒ツェンを旗印に乗り込んでくる中、ツェンがどれだけ自分のプレーを貫けるかに注目だ。

 日本勢は、クリスティー・カー(米)、カリー・ウェブ(豪)の歴代優勝者と一緒に予選ラウンドをプレーする宮里藍を筆頭に、宮里美香、上田桃子、諸見里しのぶ、野村敏京、横峯さくら、馬場ゆかりの7人が参戦。1977年に全米女子プロゴルフ選手権を制した樋口久子以来日本人2人目のメジャー優勝を狙う。

 開催地となるザ・ブロードムーアのセッティングは飛距離がのびる高地とはいえ、7,047ヤードのパー71と厳しいもの。それだけに飛距離と安定性の両方が求められ、さらにメジャーならではの忍耐も必要とあって、熾烈なサバイバルレースになるのは間違いなさそうだ。

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