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R.マキロイ大苦戦 D.ハウエル復活の狼煙首位タイ浮上!

更新日:2022/10/26 00:57
R.マキロイ大苦戦 D.ハウエル復活の狼煙首位タイ浮上!

 

 かつて世界ランク9位につけながら度重なる故障で目下282位まで後退したデビッド・ハウエル(英)が、ローリー・マキロイ(北アイルランド)の目の前で会心のゴルフを見せつけた。

 欧州ツアーのアイリッシュ・オープン(アイルランド、キラーニーG&フィッシュングC)は現地時間30日、第3ラウンドの競技を終了。今季の全米オープンで圧勝を飾り今やゴルフ界きっての人気者となったマキロイだが、今週はどうもエンジンがかからない。この日も出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩いてつまずくと、最後までちぐはぐなプレーで1オーバー72とスコアを落とし通算3アンダー。同郷のメジャーチャンピオン、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)らと並び32位タイに後退した。「この大会にかける思いが強過ぎたのかもしれない。自分で自分にプレッシャーをかけ過ぎている。一杯飲みたい気分だよ」と疲れを滲ませたマキロイ。

 そんな中、意気消沈のマキロイと同組で回ったハウエルがノーボギーの7アンダー64と爆発し、通算11アンダーでリチャード・グリーン(豪)、サイモン・ダイソン(英)と並び前日から24ランクアップの首位タイに急浮上。2005年にはタイガー・ウッズ(米)に3ストローク差をつけてHSBCチャンピオンズに優勝。当時欧州勢としては最高の世界ランク9位に浮上したハウエルだったが、ここ5年は深刻な腰痛をはじめ数々のケガに泣かされ表舞台から姿を消していた。

 しかしこの日は往年の“パターの名手”ぶりが復活。苦戦するマキロイを尻目に完璧なゴルフでリーダーボードを駆け上がると「世界の大スターであるマキロイと一緒に回ってインスピレーションをもらった」と会心のゴルフに満面の笑みを浮かべた。最終日ハウエルの復活Vなるか注目だ。

 その他上位陣は、通算9アンダー単独4位にスティーブン・ギャラハー(スコットランド)、通算8アンダー5位タイに前日単独トップのマルセル・シエム(独)、ソレン・ハンセン(デンマーク)、ロス・フィッシャー(英)がつけている。

 尚、全英オープン覇者のダレン・クラーク(北アイルランド)と地元期待のパドレイ・ハリントン(アイルランド)は決勝ラウンド進出を逃している。

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