池田が優勝宣言! 石川は目標を大きく WGC-ブリヂストン招待
絶好調の池田勇太が、世界のトッププレーヤーが集う舞台で優勝宣言だ。
現地時間4日開幕のWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州、ファイアーストーンCC)に出場する池田は、先週の国内ツアー、サン・クロレラ クラシック優勝で、手応えを十分に感じながら現地入り。9ホールの練習ラウンドをこなした後に、意欲を口にした。
「久々に優勝を考えながらゴルフができる。学生時代は(海外でも)優勝を意識しながらやってきたけど、久しぶりにこんな気持ちになれたかな」と言い切ったのだ。
全英オープンでも、直前に出場が決まったにもかかわらず、安定したプレーで日本勢でただ一人予選を突破。自信も深めている。
また、他にも頑張りたい大きな理由がある。大会スポンサーのブリヂストンは、池田のプロ入り以来、そのプレーを支え続けている用具契約先だ。国内男子ツアーのブリヂストンオープンゴルフトーナメントではその関係から特に燃え、一昨年と昨年に連覇を飾っている。
舞台が米国、相手が世界のトッププレーヤーになってもそれは同じこと。正確なショットを武器に、池田が世界のライバルたちに挑む。
一方、全英オープンに続きサン・クロレラ クラシックでも予選落ちを喫した石川遼は、池田より1日遅れて大会2日前に現地入り。日本を出発する時に「新しいスイングに取り組む時には、よかったり悪かったりを繰り返して成長する」と、目先の成績にはとらわれないことを話している。それだけにすぐに結果が出るかどうかはわからないが、舞台が大きければ大きいほど燃えるのがこの男。それだけに、大暴れの可能性も十分考えられる。
予選ラウンドで昨年の米ツアー賞金王、マット・クーチャー(米)と一緒にプレーすることも決定。次週の全米プロゴルフ選手権(現地時間11〜14日/ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)もにらみながらの戦いとなる。