連覇狙う池田、アマ松山は初日出遅れ 谷原らがトップに
国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメント(宮崎県・フェニックスカントリークラブ)が17日に開幕。ディフェンディング・チャンピオンの池田勇太が、4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの2オーバー73で回り、50位タイと出遅れた。また、前週にアマチュアながら三井住友VISA太平洋マスターズを制した松山英樹も、2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの3オーバー74で60位タイと、苦しいスタートとなった。なお、谷原秀人、原口鉄也の2人が、初日5アンダー66で首位タイとなっている。
前週の太平洋マスターズで49位タイに終わるなど、不調が続いている池田はインからスタート。11番でバーディを先行させるも、その後は12番、14番でボギー、15番でダブルボギーと苦しい立ち上がり。前半最後の18番をバーディで折り返すと、2番でもバーディを沈めて波に乗るかと思われたが、その後2ボギー(1バーディ)を叩き、今季1勝を挙げている河野晃一郎らとともに50位タイで初日を終えた。
池田とは東北福祉大の後輩にあたる19歳の松山は、インからのスタートで出だしの10番、さらに16番でボギー。後半では1番と8番でバーディを奪うも、3番でボギー、7番でダブルボギーとスコアを伸ばせず。宮里聖志、横田真一らと並んで60位タイに沈んだ。
また、池田、松山と同じ東北福祉大出身の谷原は、後半の5番、6番、7番と3連続バーディを奪うなど、5バーディ、ノーボギーの5アンダー66でラウンド。ともに3ホール連続を含む5つのバーディを決めた原口鉄也とともに初日首位タイと、近年台頭著しい後輩たちに負けじと好スタートを切った。
賞金ランキング1位のベ・サンムン(韓)は、5バーディ、4ボギーの1アンダー70でラウンドし小田孔明らと並び16位タイにつけた。また、全米オープン王者であるグラエム・マクドウェル(北アイルランド)はイーブンパー71で、賞金ランク2位の谷口徹、尾崎将司、中嶋常幸らと並んで30位タイ。2009年大会の覇者エドアルド・モリナリ(伊)は1オーバー72で42位タイとなっている。
なお、石川遼は、米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が対決するザ・プレジデンツカップ(現地時間17〜20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)に出場するため、今大会を欠場している。