欧州ツアー開幕! R.グーセンが1打差2位タイ発進、首位はT.エイケン
全米オープン2勝を誇るレティーフ・グーセン(南ア)が5年ぶりの欧州ツアーでの優勝に向けて好発進した。
欧州ツアー今季開幕戦、アフリカ・オープン第1ラウンド(現地時間5日/南ア、イースト・ロンドンGC)は、9アンダー64をマークしたトーマス・エイケン(南ア)が単独首位に立ったが、グーセンも8アンダー65で回ってジャコ・アレス(南ア)と並び2位タイで追走している。
グーセンは9番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、11番からの5連続を含む9つのバーディを奪って首位に1打差の好位置につけた。欧州ツアーでは2007年のカタール・マスターズ以来優勝から遠ざかっており、時折いいプレーは見せるものの結果が出ずにいた。それだけに、地元南アフリカでの開幕戦2位発進に「母国で、しかも歴代チャンピオンとして開幕戦を迎えられることを誇りに思う」と感動もひとしおだ。2001、02年と2年続けて欧州ツアー賞金王に輝いた男が再びそのタイトルにむけて歩き出す。
一方、インスタートのエイケンは前半序盤の11番でいきなりイーグルを奪うと波に乗って、バーディを量産すると3番でもイーグルを奪取して首位発進。同じ組で回ったグーセンとともにスコアを伸ばし、笑顔が絶えない。「思い出に残るスタートだね。2週間はクラブのカバーすら取らなかった。だからもちろん、いい結果だと言えるよ」と思いがけない好スタートを喜んだ。昨季はオープン・デ・エスパーニャでのツアー初優勝も含めてトップ10入りが9回と安定したプレーぶりを見せた28歳が、ツアー2勝目にターゲットを定めた。
またディフェンディング・チャンピオンで2010年全英オープン王者のルイス・ウーストハウゼン(南ア)は、6バーディを奪ったが、6番パー4で痛恨のダブルボギー。4アンダー69でラウンドして25位タイに甘んじている。