石川、10時間練習で今季初戦に意欲!!
石川遼が10時間の徹底的な練習でシーズン初戦に挑む。
米男子ツアーのフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイ(現地時間12〜15日/ハワイ、ワイアラエCC)には、石川を筆頭に7人の日本勢が参戦。正月ムードの残る日本に朗報を届けようと燃えている。
そんな中、エース石川は想像以上のやる気を見せた。大会2日前というのに朝8時から練習場に腰を据え、長いクラブを中心に約4時間の打ち込みに専念。途中マッサージの時間をはさんだものの、さらにもう1時間ボールを打ち続けた。
しかし、まだ終わりではない。この後コースに出て使用できなかった18番を除く17ホールをラウンド。ゆっくりと時間をかけて1打1打、確認しながらプレーして仕上げた。ホールアウトした時にはすでに午後6時だった。前日に発表された世界ランキングでは51位から48位へ順位を上げており、何とか50位以内はキープしている。だが、マスターズ出場がかかる大会前までにはまだまだ欧米ツアーが数多くあるため、もちろん現状でいいはずはない。実力で20歳のオーガスタ切符をつかむため、石川はスタートダッシュにかける。
一方で石川と同学年のアマチュア、松山英樹は風邪をひいていたこともあってラウンドは自粛。ひたすら練習場で打ち込んだ。昨年はマスターズでローアマになり、今年のマスターズ出場もかかるアジアアマチュア選手権で連覇。三井住友VISA太平洋マスターズに優勝するなど輝かしいシーズンを過ごしたが、今年はさらに大切な年になる。石川と違い、すでにマスターズ出場は決まっているだけに、経験を積んでひたすら自分のゴルフを磨いている。
成人式コンビの2人の他に、米ツアー1勝の今田竜二や小田孔明、武藤俊憲、高山忠洋、丸山茂樹の5人が出場を予定している。
だが、日本人最高の米ツアー3勝を誇る丸山は、現地入りしたものの腰痛を抱えており出場が危ぶまれている。昨年は故障でシーズン前半を棒に振ったが、今季は得意のこのコースからのスタートに意欲を燃やしていた。ところが、12月19日のラウンド中に腰を痛め、長いクラブだとフォローが思うように取れない苦しい状況に追い込まれている。