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混戦を制しJ.ワグナー逆転V! 小田は59位タイで終戦

更新日:2012/01/16 14:15
混戦を制しJ.ワグナー逆転V! 小田は59位タイで終戦
大混戦となったソニー・オープン・イン・ハワイ最終日。3位タイからスタートしたJ.ワグナーが3アンダー67で回り逆転優勝を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 一時首位から2打差以内に10人以上がひしめく混戦模様となる中、終始安定したプレーを見せたジョンソン・ワグナー(米)が逆転でツアー通算3勝目を挙げた。

 米男子ツアーのフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイ(ハワイ、ワイアラエCC)は現地時間15日、最終ラウンドの競技を終了。最終組のマット・エブリー(米)とジェフ・マガート(米)が序盤からスコアを落としリーダーボードを後退する中、3位タイからスタートしたワグナーが5バーディ、2ボギーの3アンダー67をマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばし後続に2打差をつけ、昨年のマヤコバ・ゴルフ・クラシック at リビエラ・マヤ-カンクン以来の勝利をものにした。

 収穫感謝祭(11月)からゲンを担いでヒゲを伸ばし始めたというワグナー。「マスターズの出場権を獲得出来たら剃る」と誓って今季に挑んでいたが、開幕戦で9位タイに入り2戦目にして早くも優勝の二文字を手中に収めた。

「15番でカラーからバーディを奪って3打差にしてから優勝を意識してぎこちなくなってしまった(苦笑)。でもシーズンオフにコーチと一緒にハードワークに取り組み、その成果がこんなに早く出て最高の気分」と目元を潤ませ2年連続のツアー優勝を喜んだワグナー。これで念願のマスターズ(4月5日〜8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)への切符も手に入れ、次週からは立派に蓄えた口ヒゲともお別れすることになりそうだ。

 2打差の2位タイにカール・ペターソン(スウェーデン)、ショーン・オヘア(米)、ハリソン・フレイザー(米)、チャールズ・ハウエルIII(米)が入り、通算10アンダー6位タイにエブリー、D.A.ポインツ(米)、ブライアン・ゲイ(米)、マイケル・トンプソン(米)の面々が食い込んだ。

 しかし首位タイからスタートした47歳のマガートは4オーバー74と崩れ、通算8アンダーでキーガン・ブラッドリー(米)らと並び13位タイ。前週優勝のスティーブ・ストリッカー(米)もスコアを落とし通算4アンダー38位タイに終わった。

 日本勢は最終ラウンドに唯一小田孔明が進出したが、4バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの3オーバー73を叩き、通算イーブンパーの59位タイで終戦。昨年の国内ツアー賞金王で今シーズン主戦場をアメリカに移したベ・サンムン(韓)も最終日は3オーバー73とふるわず、通算5アンダー29位タイで4日間の競技を終了している。

 尚、石川遼、松山英樹、丸山茂樹、武藤俊憲は予選で姿を消し、今田竜二、高山忠洋は3日目のカットに引っ掛かり最終ラウンドをプレーすることが出来なかった。

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