大会名称変更に複雑なA.パーマー
更新日:2012/01/19 13:05
掲載日:2012/01/19 12:59
米男子ツアー通算62勝を誇るゴルフ界の重鎮、アーノルド・パーマー(米)が、時代の移り変わりに複雑な表情を見せた。
今週行われる米男子ツアーのヒューマナ・チャレンジ(現地時間19日〜22日/カリフォルニア州、PGAウエスト他)は、かつてボブホープ・クラシックとして知られた大会だ。米国を代表するコメディアンでもあった故ボブ・ホープ氏とパーマーが作り上げた人気トーナメントも、時代の流れとともに冠スポンサーが必要になり、ついにはボブ・ホープの名がなくなってしまった。
「ボブ・ホープの名がなくなるのは悲しい。でも、ヒューマナが試合を続けてくれるのはありがたいこと」と、地元紙のインタビューに語ったパーマー。ヒューマナ・チャレンジのサポーターのひとりに元米国大統領のビル・クリントン氏がいるが、パーマーはかつて他の元大統領たちからの応援を受けてゴルフ界を大きく拡大してきた。
元大統領の力がどれほどのものかをよく知っているパーマーだからこそ、「(クリントンは)トーナメントのために多くのことをしてくれるだろう」と、これからも大会を応援する意向を示し、後輩たちにエールを送っていた。