太平洋クラブが破綻! 震災や競技人口減の影響で経営難に
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2012/01/24 12:57
国内男子ツアーの人気トーナメントで、三井住友VISA太平洋マスターズの舞台である静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースなどを保有、運営する太平洋クラブとその子会社6社が破綻した。
この7社は23日、東京地方裁判所で民事再生手続き開始を申し立て、その保全命令を受けたことを発表。その負債総額は1,200億円以上だという。今後はゴルフ場運営会社のアコーディア・ゴルフが事業を継承し、再建を図る。
かねてより経営が苦しいことが噂されていた同社に、東日本大震災による集客減が追い討ちをかけた格好だ。ゴルフ界では人口減少や高齢化などでプレー人口が減り、業界がピンチを迎える“2015年問題”と言われるものが予測されているが、名門クラブがそれを前にギブアップした衝撃は大きい。
なお、昨年はアマチュアの松山英樹が優勝し、大いに盛り上がった三井住友VISA太平洋マスターズの継続に関しては、今年11月に開催する第40回記念大会に向けて調整を続けていくという。