E.エルスが米ツアー復活Vを狙う 石川、今田も参戦!
メジャー3勝のアーニー・エルス(南ア)が米ツアーで復活優勝に向けてスタートを切る。
先週行われた欧州ツアーと南アフリカのサンシャインツアー共催のボルボ・ゴルフ・チャンピオンズでプレーオフ負けを喫したものの2位タイと好調なところを見せたエルスは、現在の主戦場であるアメリカに戻って米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープン(現地時間26〜29日/カリフォルニア州、トリーパインズGC)に参戦する。世界ランキング57位で、得意なはずのマスターズ(4月5〜8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)への出場権すらない現状は本人もしっかりと認識している。
「たくさんの人が(僕のランキングを)思い出させてくれるよ。でも、僕は自分の置かれている立場はわかっているし、何をしなければならないかもわかっているから、そんな必要はないんだ。(マスターズまで)あと2か月あるしね」と言い切ったエルス。マスターズでは過去に2度2位、5年連続トップ6にも入っており、メジャー4勝目の可能性が高い大会でもあることから「マスターズの出場を逃したくない。(ランキングが足りず)招待して欲しいと頼みたくもない」とかねてより述べており、実力で大舞台行きの切符をつかんで優勝を狙うためにも、早く結果が欲しいところだ。
鍵を握るのはパッティングだ。米ツアーで過去4年のうち3回は平均パット数が100位以内に入っていないのでは、どれほどショットがよくてもスコアメイクは難しい。だが、これがよくなる兆しが見えてきたからこそ先週の2位がある。“ビッグ・イージー”の復活がここトリーパインズから始まる気配が漂っている。
その他、フィル・ミケルソン(米)、ディフェンディング・チャンピオンのブッバ・ワトソン(米)らも参戦。さらにエルス同様マスターズの出場権獲得を目指す石川遼、今田竜二の日本勢2人や、昨季の日本ツアー賞金王ベ・サンムン(韓)らも加わって、いよいよ米ツアーがヒートアップする。