ビッグネーム退けスペイン勢が2年連続ドバイを制す! 欧州ツアー
キラ星のようなスタープレーヤーたちを退け27歳の伏兵が逆転でビッグタイトルを手中に収めた。
欧州ツアーの中東シリーズ第3戦オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間12日、最終ラウンドの競技を行い、この日首位に1打差の2位タイからスタートしたラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)がノーボギーの4アンダー68をマーク。通算18アンダーとし前日のトーナメントリーダー、リー・ウェストウッド(英)とスティーブン・ギャラハー(スコットランド)の2人に1打差をつけ逆転でツアー通算2勝目を飾った。
3打差の単独4位にマルセル・シエム(独)、逆転Vが期待された2009年の同大会チャンピオン、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は前半にダブルボギーを叩いてペースを落とし、通算14アンダーの5位タイに甘んじた。
昨年のアルバロ・キロス(スペイン)に続き2年連続スペイン勢のチャンピオンが誕生。「こんなにビッグネームが揃っている大会で勝てたなんて、本当に信じられない」とカブレラ-ベロは喜びを爆発させた。
「(セベ)バレステロス、(ホセ・マリア)オラサバル、(ミゲール・A)ヒメネス、そして親友のアルバロ(キロス)がトロフィーに名を刻んだ大会で自分もその仲間入りが出来たことが本当に嬉しい。歴史に名を残せたんだからね」と興奮冷めやらぬ様子だった。
単独トップからスタートしたウェストウッドは2番パー4で第2打を直接カップに沈める幸先の良いイーグルを奪ったものの、その後が続かず2アンダー70止まり。マキロイも9番でダブルボギーを叩き、後半は盛り返したが1アンダー71とスコアを伸ばし切れずスペインの伏兵に勝利を譲った。
これで2位タイに入ったウェストウッドが再びマキロイを抜き世界ランク2位に浮上。しかし2人の間のポイント差は0.004とごくわずか。ちなみに世界ランク4位のマーティン・カイマー(独)は通算11アンダー13位タイに終わっている。