T.ジェイディ念願のヨーロッパ本土初V達成!
更新日:2012/06/04 07:11
掲載日:2012/06/04 07:01
アジアが誇るタイの英雄トンチャイ・ジェイディが、念願のヨーロッパ本土での初優勝を達成した。
欧州ツアーのISPSハンダ・ウェールズ・オープンは、2年前のライダーカップを開催したウェールズの名門セルティック・マナー・リゾートを舞台に現地時間3日、最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップに立ったジェイディがスコアを1つ落としたものの、通算6アンダーで辛くも逃げ切り同ツアー5勝目にして欧州本土での初勝利を挙げた。
「家族と応援してくれたすべての人々に感謝の言葉を伝えたい。タイとはまるで違うコンディションだったから自分にとっては非常にタフな戦いだったけれど、とにかくフェアウェイをキープすることだけを考えた」と感慨深げに語ったベテランのジェイディ。アジアンツアーで3度賞金王に輝いている実力者だが、3年ぶりの勝利、しかもアジア以外での快挙に相好を崩しっぱなしだった。
難コンディションに上位のスコアが伸びない中、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)が4アンダー67の好スコアをマーク。ジェイディに1打差の通算5アンダーでトーマス・ビヨーン(デンマーク)、リチャード・スターン(南ア)、ヨースト・ルーテン(オランダ)と並び2位タイに入った。
復活Vを目指したロス・フィッシャー(英)はスロープレーでペネルティを受けるなど2オーバー73とスコアを崩し、通算4アンダー6位タイに終わっている。また期待の19歳マッテオ・マナセロ(伊)は3オーバー74とスコアを落とし、通算2オーバー28位タイで4日間の競技を終えている。