全美貞が単独首位! 横峯は3位タイで追走、有村21位タイ
国内女子ツアーの樋口久子 森永製菓ウイダーレディスは27日、千葉県の森永高滝カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を行い、初日首位タイの全美貞(韓)が通算8アンダーにスコアを伸ばし単独トップに踊り出た。この日6位タイからスタートした横峯さくらは2アンダー70で回り、通算5アンダー3位タイに浮上。ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵は通算イーブンパー21位タイで決勝ラウンドに進出している。
現在賞金ランク首位を快走する全が、賞金女王レースで独走態勢に入るべく今季4勝目に王手をかけた。4番でバーディを奪い1アンダーで折り返すと、後半の11番、12番で連続バーディを奪って3アンダー69。ノーボギーの安定したゴルフで通算8アンダーとし、後続に2打差の単独トップで最終日に臨むこととなった。
昨年6月のリゾートトラストレディス以来の勝利を目指す横峯は、8バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら着実に順位を上げた。前半を4バーディ、1ボギーの3アンダーで終えた横峯は、後半出だしの2ホールで連続バーディ。ここまでは快調にスコアを伸ばしていたが、12番で痛恨のダブルボギーを叩くと失速。その後2つのバーディを奪うも上がり2ホールで連続ボギーを喫するなど3ボギーを叩いて2アンダー70にとどまった。それでも通算5アンダーは首位と3打差の3位タイ。最終日に逆転での今季初Vを狙う。
その他上位陣は、首位と2打差の単独2位に藤本麻子、横峯と並ぶ3位タイに北田瑠衣、前日首位タイの竹末裕美。通算4アンダー6位タイに服部真夕、金ナリ(韓)らがつけ、通算2アンダー9位タイに今季ウェグマンズLPGA選手権を制したフォン・シャンシャン(中)らが続いている。
また、連覇を狙う有村はこの日1バーディ、1ボギーのイーブンパー72でラウンドし通算イーブンパー。前日の31位タイから21位タイに順位を上げた。一方、宮里美香は1バーディ、3ボギーと2つスコアを落とし通算1オーバー34位タイで予選ラウンドを終えた。