米女子ツアーQTファイナル 上原&有村が来季の出場権獲得!
上原彩子と有村智恵が来季の米女子ツアーフル参戦権を獲得した。
同ツアーのクォリファイング・トーナメント(QT)ファイナルステージ最終ラウンドが現地時間2日、フロリダ州、LPGAインターナショナルGCのチャンピオンズCを舞台に行われ、上原&有村の2人が上位に食い込んだ。
この日単独2位からスタートした上原はプレッシャーのかかる最終日にノーボギーの3アンダー69をマーク。通算12アンダーは首位タイのモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、レベッカ・リー・ベンサム(カナダ)に1打差の単独3位でトップ20(タイを含む)に与えられるフル参戦権をゲットした。
一方の有村も4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ通算8アンダー5位タイで5日間90ホールの長丁場を完走。念願の米ツアー切符を手に入れた。日本勢の上位通過に地元のマスコミは来季の“日本旋風”を予想。藍&美香のダブル宮里に続く日本のトッププレーヤーの米ツアー参戦は脅威になるだろうという論調が目立った。
「日本には素晴らしいツアーがありますが、アメリカで私がプレーすることできっと日本のファンも喜んでくれると思います。自分が(アメリカで)活躍することで日本ツアーも活性化するはず」とホッとした表情で語った有村。来季の2人のアメリカでの活躍が楽しみだ。
その他の日本勢は、最終日に5アンダー67の好スコアで巻き返した野村敏京が通算1オーバーとし、片平光紀と並び39位タイで条件付き(コンディショナル)カードを取得。フル参戦権には手が届かなかったがマンデートーナメントなどでチャンスを掴めばツアー出場のチャンスがある。
しかし今季ツアールーキーとして参戦していた金子絢香は通算8オーバー単独68位に終わり、来季のツアー出場権を獲得することは出来なかった。