タイガー連覇ならず G.マクドウェルが逃げ切りV!
タイガー・ウッズ(米)がホストを務める大会で今季未勝利のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が有終の美を飾った。
米男子ツアーの公式競技ではないものの、優勝賞金100万ドル(約8,200万円)のビッグプライズがかかるワールド・チャレンジ(カリフォルニア州、シャーウッドCC)は現地時間2日、悪天候の中最終ラウンドの競技を終了。2日目から首位を走るマクドウェルが5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークし、通算17アンダーで逃げ切りシーズン初Vを達成した。
前半2つのパー5でバーディを奪い追撃態勢に入ったキーガン・ブラッドリー(米)は中盤2連続ボギーで失速。3アンダー69にとどまり、マクドウェルに3打差の単独2位に終わった。また連覇での同大会6勝目を狙ったタイガーは「(勝つためには)早い段階でスコアを伸ばしたい」と語っていたが12番までノーバーディ、1ボギーとエンジンがかからず、終盤のパー5(16番)でイーグルを奪ったものの時すでに遅し。スコアを1つしか伸ばせず、リッキー・ファウラー(米)、ジム・フューリック(米)と並び通算9アンダー4位タイに終わった。
「今週はショットが非常に良かった。ここ数か月良いプレーを続けてきてようやくご褒美を貰えた気分。目標の(最終ラウンドでの)5アンダーには1打足りなかったけれど勝てて良かった」と逃げ切りVのマクドウェル。
2年前、全米オープンを勝ったときも舞台はカリフォルニア州のペブルビーチGL。今年優勝争いを演じ2位タイに入った全米オープンもカリフォルニア(オリンピックC)開催。そして今回シーズン初Vをカリフォルニアで飾り「なぜか相性が良いみたいだね。来年は西海岸の試合ももっとたくさん出られるようにスケジュールを調整しようかな」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せた。
尚、今回は18名のみが出場するエリートフィールド。世界ランクのポイントランキング対象試合でもあり、マクドウェルは「これに勝ったからといって来季の成功が約束されるわけではないけれど、良い気分でシーズンを締めくくることが出来た」と爽やかに語った。