R.マキロイが狙うアイリッシュ・オープン
メジャー大会は2勝ながら、早くもジャック・ニクラウス(米)が持つ史上最多の18勝の記録を塗り替えるかどうかが取り沙汰されているローリー・マキロイ(北アイルランド)。世界ランクNo.1の座もキープしたままで最高のオフを迎えている。もちろん来年はメジャー3勝目を狙うシーズンとなるが、それと同じくらい狙っているタイトルが地元のナショナルオープンだ。
「アイリッシュ・オープンの歴史は本当にスペシャルだ。歴代優勝者には素晴らしい名前が並んでいる。ニック・ファルド(英)、セベ(・バレステロス/スペイン)、ベルンハルト・ランガー(独)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)。たくさんの偉大な選手たちが優勝していることもその理由のひとつ。ファンも素晴らしい。地元に帰ると本当に信じられないくらい応援してもらえるんだ。すごい大勢の人が試合を見に来てくれる」と大会への思いを語るマキロイ。
来年は、16歳のアマチュアだったマキロイが初めて同大会に出場した時の舞台と同じカートン・ハウス。そのときは予選落ちしているが「あのコースは大好き。初めて出た時は(ベルファストから)アイルランドのアマチュア軍団の一人として出かけたんだ。あそこに戻れるのは楽しみだ。アイリッシュ・オープンで勝つことは特別なんだ」と、オフを前に頬を紅潮させた。
欧米両ツアーだけでなく、PGAオブ・アメリカや欧米双方のゴルフ記者たちが選ぶプレーヤー・オブ・ザ・イヤーもすべて独占した飛ぶ鳥を落とす勢いの男だが、ナショナルオープンへの思いはこれほど熱い。来年はメジャー4試合だけでなく、現地時間6月27日からの欧州ツアー、アイリッシュ・オープン(アイルランド、カートン・ハウス)でのマキロイにも、特に注目したいところだ。