藍、悲願のメジャー制覇の可能性は?
更新日:2012/12/30 11:25
掲載日:2012/12/30 11:10
2012年シーズンは4大メジャー大会すべてをアジア勢が独占した米女子ツアー。来るべき2013年もその勢いは続きそうだ。
メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権でヤニ・ツェン(台)を逆転して優勝を飾ったのが伏兵ヨー・スヨン(韓)。同郷のキム・インキョン(韓)が本戦の最終ホールで30センチのウィニングパットをミスし、まさかのプレーオフにもつれ込んだ末の勝利だった。
第2戦のウェグマンズLPGA選手権はフォン・シャンシャンが中国勢初のメジャーチャンピオンに輝き、第3戦の全米女子オープンを制したのはチェ・ナヨン(韓)。さらにオリンピックのため開催時期がズレた全英リコー女子オープンは申智愛(韓)が2度目の優勝を飾っている。
ヨーだけは大穴だったがあとの3人は勝つべくして勝った面々。ツェンの名前がここに挙がっていないのが意外といえば意外ではある。
プロなら誰もが勝ちたいメジャー。2013年が米ツアー8シーズン目を迎える宮里藍にとってもメジャー獲りは悲願。ツアー通算9勝の実力者ならいつ勝ってもおかしくないが、メジャーにゴルフの調子のピークを持ってくるのは非常に難しい作業だ。だが難しいからといってチャレンジしないわけにいかない。メジャー獲りへの飽くなき情熱こそが藍を突き動かす原動力になっている。