米国女子:賞金レース展望 戦国時代突入! ダブル宮里にもチャンスの年
更新日:2013/01/07 12:53
掲載日:2013/01/03 11:30
ロレックスランク(女子世界ランク)No.1の絶対女王、ヤニ・ツェン(台)の不調により、2013年の米女子ツアーは群雄割拠の戦国時代に突入する。
昨季、賞金女王がインビー・パーク(韓)、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)がチェ・ナヨン(韓)と異なる選手が別々のタイトルを獲得したことで、すでにその傾向は見え始めていたが、今年はさらに拍車がかかるだろう。
ツェン、チェ、ステイシー・ルイス(米)、パーク、フォン・シャンシャン(中)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、リュウ・ソヨン(韓)、申智愛(韓)、宮里藍、宮里美香までのロレックスランクトップ10にいる選手なら誰にでもチャンスはある。
名誉があり、賞金も高額なメジャータイトルを誰が手にするか。また、勝てないまでも誰が安定して上位に入れるのか。当然のことながら、そこが大きなポイントとなるだろう。
韓国勢のパワーはとどまるところを知らず、これをツェンやダブル宮里らがどこまで抑えられるかというのがシーズンを通しての流れになる。毎試合、激戦必至だと思って臨むしかない。
ルーキーとはいえ、日本ツアーでの実績を引っさげて米ツアーに乗り込む有村智恵、上原彩子がどこまで力を発揮できるかにも注目だ。
もちろん、ツェンが調子を取り戻せば流れは大きく変わってくる。逆に不調なら、安泰だったはずのロレックスランクNo.1の座も危うくなるだろう。いずれにしても1試合たりとも目が離せない展開となるのは間違いない。