B.ホースヘル逆転で念願のツアー初V! グアンは最下位
3試合連続トップ10入りをマークするなど今季絶好調のビリー・ホースヘル(米)が、逆転で念願のツアー初優勝を飾った。
米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズは現地時間28日、ルイジアナ州のTPCルイジアナを舞台に最終ラウンドの競技を行ったが、雷雨による2度の中断を挟み選手にとっては集中力を保つのが難しい状況となった。
そんな中、単独トップからスタートした2009年の全米オープンチャンピオン、ルーカス・グローバー(米)がスコアを伸ばせず優勝戦線から脱落。一方のホースヘルは7番から怒濤の6連続バーディを奪ってトップ争いを繰り広げると、2度目の中断を挟んだ後の18番パー5をバーディで締めくくり8アンダー64をマーク。通算20アンダーまでスコアを伸ばし、今季2勝目を狙ったD.A.ポインツ(米)に1打差をつけ初優勝を達成した。
先月のシェル・ヒューストン・オープンでは今回競り勝ったポインツの後塵を拝し2位タイ。続くバレロ・テキサス・オープンでは3位タイに入ったが、前週のRBCヘリテイジでは優勝争いを演じながら最終日に『74』と崩れ9位タイに終わったホースヘル。あと一歩続きだった26歳が今週見事リベンジを果たした。
2010年に手首のケガを負って低迷が続き、昨季もシード落ちに終わり年末のQスクール(予選会)を受け直して今季の出場権を獲得していた。学生時代から将来を嘱望されながら、なかなかチャンスに恵まれなかったが、今季ようやく実力が開花した格好だ。
その他の上位陣は、通算17アンダー単独3位にカイル・スタンレー(米)、通算15アンダー4位タイにグローバーとロバート・ゲイツ(米)が食い込んだ。またアーニー・エルス(南ア)がジャスティン・ローズ(英)、ブッバ・ワトソン(米)らと並び通算12アンダー15位タイで4日間の競技を終えている。
一方、マスターズに続き出場2試合連続予選突破の14歳グアン・ティンラン(中)はこの日2バーディ、4ボギーの2オーバー74と崩れ通算4オーバー。予選を突破した71人中最下位の単独71位に終わった。