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I.パーク、貫禄の逆転V! 桃子は手応えつかむ37位タイ

更新日:2013/04/29 13:10
I.パーク、貫禄の逆転V! 桃子は手応えつかむ37位タイ

 

 初優勝を狙ったカルロタ・シガンダ(スペイン)が終盤崩れる中、ノーボギーの安定したゴルフを貫いたインビー・パーク(韓)がロレックスランキング(女子世界ランキング)1位の貫禄を見せつけ初代チャンピオンに輝いた。

 米女子ツアーの新規トーナメント、ノーステキサスLPGAシュートアウトは現地時間28日、テキサス州のラスコリナスCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日4バーディ、ノーボギーの4アンダー67をマークしたパークがシガンダに1打差をつけ通算13アンダーで今季3勝目を飾った。

 出だしの1番でバーディを奪ったパークに対し、2番でボギーを叩いて並ばれたシガンダだったが、3番、6番、8番でバーディを奪い、前半を2打リードで折り返した。ところが勝負どころの14番でボギー、15番で痛恨のダブルボギーを叩いてパークに逆転を許し1打のビハインドを負うことに。

 パークの1打リードで迎えた最終18番パー5。勝負の3打目でシガンダは寄せ切れなかったものの、バーディパットを沈め通算12アンダーでホールアウト。一方のパークも手前からきっちり寄せてバーディで締めくくり、シガンダに1打差をつけ逆転優勝を達成した。

 通算10アンダー単独3位に前週優勝のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が食い込み、通算9アンダー4位タイに朴ヒーヨン&リュウ・ソヨンの韓国コンビが入っている。またロレックスランキング2位のステイシー・ルイス(米)が5アンダー66の好スコアをマークし、通算7アンダーで前日の26位タイから7位タイに順位を上げたが、ヤニ・ツェン(台)は最終日にスコアを2つ落とし、通算2アンダー28位タイに終わっている。

 一方、日本勢ではただひとり2度の予選カットをクリアした上田桃子が最終日にして60台をマーク。4バーディ、2ボギーの2アンダー69で回り、前日の47位タイから37位タイに順位を上げて4日間の競技を終了した。

 難易度の高いスターティングホール(1番)で微妙な距離のパーパットをきっちり沈めた上田は、2番、3番はショットとパットが噛み合い連続バーディ。7番パー5でも距離のある下りのパットを沈め前半を3アンダー33で折り返した。後半2つのパー5(10番&18番)でボギーを叩き1つスコアを落としたが、通算1アンダーにスコアを伸ばした。

「ショットのフィーリングが良くて全体的には練習の成果が出ている実感があった。ショットもパットもアグレッシブに行けたし、久し振りに手応えを感じた1日」と上田は納得の表情。次週に向けては「後半2つのパー5はアプローチをミスしているのでその辺を磨いて(準備すれば)いいプレーが出来ると思う」と、自信を取り戻した様子だった。

 尚、宮里藍、宮里美香は2日目の予選カットラインに届かず姿を消している。

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