C.カー通算16勝目! S.ピーターセンをプレーオフで撃破
強豪同士のプレーオフを制したクリスティー・カー(米)が2005年、2009年に続き大会3度目の栄冠に輝いた。
米女子ツアーのキングスミル選手権は現地時間5日、バージニア州のキングスミル・リゾート リバーCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。通算12アンダーで並んだカーとスーザン・ピーターセン(ノルウェー)がプレーオフを戦う展開となった。
思えば昨年も決着はプレーオフ。しかもツアー史上最長(タイ)の9ホールに及ぶ激闘となったが、今回はサドンデス2ホール目でピーターセンがパーセーブに失敗。きっちりパーに収めたカーが得意の大会で3度目、ツアー通算16勝目を飾った。
今季はキア・クラシックで3位タイに入っているがトップ10入りはこの1試合だけ。一方のピーターセンはカーが予選落ちを喫したLPGAロッテ選手権ですでに1勝を飾っており、ここ数週間絶好調。本割りでも単独トップからスタートしたカーが伸び悩み、ノーボギーの完璧な内容で4アンダー67をマークしたピーターセンに追いつかれた。
しかしプレーオフは完全にカーのペース。1ホール目もグリーンを外したピーターセンに対してカーは1.8メートルのバーディチャンスにつけ、バーディは逃したものの続く2ホール目で好調ピーターセンを退けた。
その他上位陣は、通算10アンダー3位タイに17歳のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)とイルヒー・リー(韓)が入り、通算9アンダー5位タイにステイシー・ルイス(米)とアンジェラ・スタンフォード(米)。ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のインビー・パーク(韓)は通算8アンダー単独7位だった。ちなみにジュタヌガーンはこれで今季4度目のトップ5入りとなった。
日本勢はムービングデーに急降下した宮里藍が最終日も1バーディ、5ボギーの4オーバー75とふるわず、通算5オーバー46位タイで終戦。出入りの激しいゴルフながら「自分らしさを取り戻しつつある」と手応えを口にしている有村智恵は3バーディ、4ボギーの1オーバー72で通算5オーバー、宮里と同じ46位タイで4日間の競技を終了。上田桃子は我慢のゴルフで1オーバー72にスコアをまとめたが、通算9オーバーで64位タイに終わっている。