ベ・サンムン、初優勝に向け1打差2位キープ! 単独首位にK.ブラッドリー
石川遼のライバルで2011年日本ツアー賞金王のベ・サンムン(韓)が、米ツアー初優勝に向け、しぶといプレーを続けている。
米男子ツアー、HPバイロン・ネルソン選手権は現地時間18日、テキサス州TPCフォーシーズンズ・リゾートを舞台に第3ラウンドの競技が行われ、風が強く難しいコンディションの中、単独首位スタートのキーガン・ブラッドリー(米)と1打差で追うトム・ギリス(米)、ベ・サンムンの3人が最終組でプレー。お互いが牽制し合う素晴らしいプレーを繰り広げた。
そんな中、ツアー2年目のベ・サンムンは、5バーディ、1ボギーの4アンダー66でプレー。一緒に回った2人より1打少ないスコアで自信を深め「キーガン(ブラッドリー)とは1打差。明日が楽しみだ」と、不敵な面構えで初優勝に挑む。
2011年全米プロ王者のブラッドリーは「今季最高のラウンドのひとつだったと思う」と振り返ったが、最終18番で初日、2日目に続いてティーショットをミス。この日は左の池につかまりこそしなかったが、それでも3日連続のボギーを叩いてしまった。鬼門の最終ホールをいかにクリアするか。追ってくるベ・サンムンとギリスも良いゴルフをしているだけに、最後まで気の抜けない戦いとなる。
4試合連続で予選を通過した石川も、粘り強くプレーしている。この日は10番からスタートすると、14番で2.5メートルのバーディチャンスがカップに蹴られ、15番でグリーン右手前バンカーからボギーを叩き、嫌なムードが漂ったが気持ちは切れなかった。18番でグリーン手前からチップインバーディを決めて空気がガラリと変わる、1番パー4の第2打をピン50センチにピタリとつけるバーディを奪い、4番パー4でも左1メートルからバーディ。7番パー5では2メートルのチャンスをまたしてもカップに蹴られたが、2アンダー68でラウンドして通算3アンダー。32位タイにつけて、最終日の上位進出を狙っている。
尚、オルタネート(補欠)5番目から繰り上がりで出場権を獲得した今田竜二は予選落ちしている。