藍4打差12位タイ、美香27位タイ 久々M.ウィーが好発進
歴代チャンピオンの宮里藍がまずまずのスタートを切った。
今季メジャー第2戦のウェグマンズLPGA選手権(現地時間6月6〜9日/ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC)を次週に控え、現地時間31日に開幕した米女子ツアーのショップライトLPGAクラシック(ニュージャージー州、シービュー・リゾート ベイC)。第1ラウンドが行われたこの日、相性の良い大会で藍は10番からのスタート。ところが14番からの5ホールで4つボギーを叩いて出遅れてしまう。しかし後半に入ってから持ち直し3番、6番でバーディを奪った後、最終9番をバーディで締めくくり1アンダー70にスコアをまとめると、5アンダー66をマークして首位に並ぶルーキーのモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)とアマンダ・ブルーメンハースト(米)に4打差の12位タイとまずまずのポジションをキープした。
また宮里美香は持ち前のショットのキレを欠き、18ホール中パーオンしたのは9ホールだけ。2バーディ、3ボギーの1オーバー72とスタートダッシュはならなかったものの27位タイ。上田桃子と有村智恵は2オーバー73でプレーして45位タイとやや出遅れ、上原彩子は4オーバー75を叩いて76位タイと下位からのスタートを余儀なくされた。
一方、ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス(米)が1打差の単独3位と絶好の滑り出し。10代の頃天才少女の名を欲しいままにしながら今季は出場10試合中5試合で予選落ちを喫し賞金ランク84位に低迷するミッシェル・ウィー(米)が久々に好発進。5バーディ、2ボギーの3アンダー68にスコアをまとめ単独4位の好位置につけると「結果を気にせず目の前の1打に集中出来たのが良かったです。忍耐強いプレーが出来ました。パットのラインを読むのが凄く難しかったけれど、明日以降も今日のようなプレーがしたいです」と3年ぶりツアー通算3勝目に意欲を見せた。
さらに次週ウェグマンズLPGA選手権で連覇を目指すフォン・シャンシャン(中)が2アンダー69で回り、ベアトリス・リカーイ(スペイン)、最近好調なポーナノン・パットラム(タイ)らと並び5位タイにつけている。