L.ドナルド&P.ミケルソン好スタート! タイガーは暫定51位タイ
歴史あるコースでのメジャー第1ラウンドは雷雨に襲われ、サスペンデッドとなった。
今季メジャー第2戦、第113回全米オープンは現地時間13日、ペンシルベニア州のメリオンGCを舞台に開幕したが、スタートから2時間も経たないうちに雷雲が近づいて中断を余儀なくされた。約3時間半後に再開したが、午後遅くなって再び中断し、結局日没順延が決まった。
早い時間にスタートしたフィル・ミケルソン(米)が3アンダー67でホールアウトし、暫定単独トップのルーク・ドナルド(英/13ホール終了時点)に1打差の暫定2位タイ。2位(タイを含む)が5度ある大会で待望の初優勝を狙っている。
世界ランクトップ3が一緒ということで注目された組は、3人ともホールアウトできずに終わった。ここまで最もスコアが良いのは同ランク3位のアダム・スコット(豪/11ホール終了時点)。4バーディ、1ボギーの3アンダー暫定2位タイで、マスターズからのメジャー2連勝を狙えるポジションにつけた。今季未勝利の同ランク2位、ローリー・マキロイ(北アイルランド/11ホール終了時点)も忍耐強くプレーして2バーディ、2ボギー。イーブンパー暫定16位タイと、2011年に続く大会2勝目を狙う。
日没のため、プレーをストップするタイミングは選手自身で判断できるが、世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)は11番をホールアウトしなかった。ボギーが先行する展開で必死に耐えて2バーディ、4ボギー。10番までのラウンドで2オーバー暫定51位タイと、メジャー15勝目をつかみとるためには、さらなる忍耐が必要だ。
他の主な選手は、ドナルド同様、実力がありながらメジャー未勝利のリー・ウェストウッド(英/13ホール終了時点)が1アンダー暫定7位タイ。大会2勝のアーニー・エルス(南ア/8ホール終了時点)、チャール・シュワーツェル(南ア/18ホール終了)がマキロイと並ぶ暫定16位タイにつけている。
4人の日本勢は、ホールアウトした2人がいずれも苦戦を強いられた。藤田寛之が6オーバー76で暫定133位タイ、上田諭尉は8オーバー78で暫定148位タイと大きく出遅れた。
一方、スタート時間の遅かった松山英樹と塚田好宣はいずれもホールアウトできなかったものの、それぞれ健闘を見せた。松山が7ホールをスコアカード通りにプレーしてイーブンパー。暫定16位タイと初出場にしては素晴らしいプレーを続けている。塚田は7ホール終了時点で2オーバー。暫定51位タイとまずまずのスタートを切っている。