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ダブル宮里ら日本勢6人が挑む全米女子オープン

更新日:2013/06/27 12:33
ダブル宮里ら日本勢6人が挑む全米女子オープン
宮里藍ら6人の日本勢が第68回全米女子オープンに参戦。メジャー初制覇を目指し、世界の強豪選手たちとの熾烈な戦いに挑む。(写真提供:AP/アフロ)

 

 宮里藍、宮里美香を筆頭に6人の日本勢がビッグタイトルに挑む。

 今季メジャー第3戦、第68回全米女子オープン(ニューヨーク州、セボナックGC)が現地時間27日よりついに開幕する。舞台となるセボナックGCは帝王ジャック・ニクラウスとトム・ドークという当代屈指の設計家を招聘し、2006年に開場した新しいコース。バンカー総数は約200個、アンジュレーションのあるグリーン、そして海からの風が吹き荒れるコースは米女子ツアーでもっとも長い歴史を持つ最高峰のメジャーを開催するために造られたといっても過言ではない。

 米ツアーを主戦場にする5人のうち、藍と美香のダブル宮里、上田桃子の3人は昨季の賞金ランキング70位以内という資格で出場。同ツアールーキーの2人は、有村智恵が昨季の国内女子ツアー賞金ランキング5位以内、上原彩子は予選会を勝ち上がって、それぞれ出場切符を獲得した。国内ツアーからは、今季すでに2勝を挙げて賞金女王争いの渦中にある佐伯三貴が有村と同じ資格で参戦。合計6名の日本勢が36年ぶりのメジャー制覇に挑む。中でも、米国での優勝経験があるダブル宮里はもちろん優勝候補の一角。目標について尋ねられた藍は「(目標は)メジャーだけ。いつ達成できるか分からないけど、挑戦していく」と言い切った。一方、前週プレーオフまであと1打に迫る単独3位と調子を上げてきた美香は「自然体で臨みたい」と話している。

 また、現在世界ランクNo.1で昨季の米ツアー賞金女王でもあるインビー・パーク(韓)は今季、クラフト・ナビスコ選手権、ウェグマンズLPGA選手権とメジャーで2連勝しており、年間グランドスラムに期待がかかっている。2008年の全米女子オープンでは、史上最年少の19歳で優勝しており、そこから大きく成長して世界No.1の選手となった。「自分の置かれた場所を楽しむことを心がけたい。その状態をできるだけ長く続けたい」とパーク。鍵はライバルたちが驚異的とみなす得意のパッティングだ。これに平常心が加われば、怖いものはない。予選ラウンドではいきなり、ランキングNo.2のステイシー・ルイス(米)、No.3のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)との組み合わせが決まっており、ゴルフファンの注目が集まっている。

 その他、ディフェンディング・チャンピオンのチェ・ナヨンや申智愛、朴セリ、リュウ・ソヨンら強豪韓国勢、そろそろメジャータイトルを取り戻したいクリスティー・カー、ポーラ・クリーマー、レクシー・トンプソン、ミッシェル・ウィーら米国勢も参戦。ビッグタイトルをめぐり、今年も激戦が繰り広げられる。

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