P.ユーライン、今季2勝目に前進! R.マキロイ無念の予選落ち…
ローリー・マキロイ(北アイルランド)らビッグネームが相次いで予選落ちを喫する中、シーズン2勝目を狙うゴルフ用品大手アクシネット社の御曹司、ピーター・ユーライン(米)が首位タイに浮上した。
初日は降雨、第2ラウンドが行われたこの日は強風に見舞われたアイルランドのカートンハウスGCで行われている欧州ツアーのアイリッシュ・オープン(現地時間28日)。2位タイからスタートしたユーラインは難コンディションをものともせず、5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマーク。通算9アンダーとし、ロバート・ロック(英)と首位の座を分け合った。
1打差の3位タイに地元のシェーン・ロウリー(アイルランド)に加え、47歳の大ベテラン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)らが続き、トーマス・ビヨーン(デンマーク)が通算5アンダー11位タイとまずまずのポジションをキープした。
今季すでにマデイラ・アイランド・オープンでツアー初優勝を飾っているユーラインはここ10試合連続で予選を突破するなど好調を維持している。この日も各選手が苦しんだ強風を上手く攻略。「オクラホマ大学時代、強風の中プレーする機会が多かったから自然と風が得意になったんだ。今日の風も凄く楽しかったよ。ゴルフをよく知っているギャラリーの中でプレーするのも反応がシビアで楽しい。やる気が出る」と23歳のユーライン。
全米アマチュア選手権覇者でありながら、ヨーロッパでキャリアをスタートさせたのは「憧れのアダム・スコットの足跡をたどりたかった」から。「アダムもローリー(マキロイ)もヨーロッパで実績を積んで世界に羽ばたいている。自分もそうなれれば…」と大きな夢を胸に、ユーラインは今季2勝目に邁進する。
一方、地元での復活を目指したマキロイは5つのバーディを奪いながら同じ数だけボギーを叩きイーブンパー72止まり。通算2オーバーはカットラインに2打足りず96位タイの下位で決勝ラウンド進出を逃した。
また、地元人気の高いグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)らビッグネームが相次いで予選で姿を消している。