B.ハース混戦抜出し貫禄V ドンファン3位タイ
更新日:2013/07/01 09:49
掲載日:2013/07/01 09:43
2年前の年間王者ビル・ハース(米)が格の違いを見せつけ節目のツアー通算5勝目を挙げた。
米男子ツアーのAT&Tナショナルは現地時間30日、メリーランド州のコングレッショナルCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。4人が首位に並ぶ混戦からハースが中盤の3連続バーディで抜け出すと、最後まで崩れることなく5アンダー66をマーク。通算12アンダーで優勝を飾った。
実はハース、5月以降出場した直近の4試合で3回予選落ちを喫するなど調子を落としていた。しかし今週は持ち前のショットが甦り単独2位に入ったロベルト・カストロ(米)に3打差をつける圧勝だった。
一方、この日最高のプレーを見せたのが昨年まで日本ツアーで活躍していたドンファン(韓)。この日の4番から5連続バーディを奪う猛攻で今週のベストスコア7アンダー64と爆発。通算8アンダーまでスコアを伸ばし渡米以来自己ベストの3位タイに食い込んだ。
同じく3位タイにジェイソン・コクラック(米)、通算7アンダー単独5位にスチュワート・シンク(米)、通算6アンダー単独6位に19歳の新鋭ジョーダン・スピース(米)が入り、今後の活躍に期待を持たせた。
今大会は出場を予定していたタイガー・ウッズ(米)が左ひじ痛で欠場したため、本命なき戦いといわれたが、5打差以内に20人近くがひしめく混戦から抜け出したのは経験豊富な二世プロだった。
尚、日本勢で唯一出場した石川遼はカットラインに1打届かず予選落ちを喫している。