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20歳 vs. 23歳 プレーオフ制し23歳のP.リードがツアー初V達成!

更新日:2022/10/26 00:57
20歳 vs. 23歳 プレーオフ制し23歳のP.リードがツアー初V達成!

 

 23歳のパトリック・リード(米)がルーキー同士のプレーオフを制し、レギュラーシーズン最終戦で有終の美を飾った。

 米男子ゴルフツアーのウィンダム選手権は現地時間18日、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。我慢大会となった前日とは打って変わり、スコアの伸ばし合いとなったこの日、首位タイからスタートしたリードは15番までに5つスコアを伸ばし、そのまま逃げ切るかに思われた。ところが終盤の16番パー3で痛恨のボギー。先に通算14アンダーでホールアウトしていた20歳のジョーダン・スピース(米)に並ばれ決着は2人によるプレーオフにもつれ込んだ。

 18番パー4で行われたサドンデス1ホール目、いきなりスピースがピンチを迎える。ティーショットを右の林に打ち込み2打目は出すだけ。残り126ヤードのサードショットも寄らず、8メートル近いパーパットを残してしまう。対するリードはバーディチャンス。ところがスピースが距離の長いスライスラインを読み切ってスーパーパーセーブに成功。リードはバーディを決めきれず、ともにパーで分け合って2ホール目に突入した。

 すると今度はリードがピンチ。10番パー4でティーショットを右に曲げてボールは大きな木の下のベアグランドへ。フェアウェイをとらえセカンドショットを3メートルのバーディチャンスにつけていたスピースに勝機ありかと思われた。ところが最悪のライからリードがピンそば2メートルにぴたりと寄せ、それを沈めて嬉しいツアー初優勝を飾った。

 すでにツアーで1勝を挙げているスピースを下してつかんだ劇的な初勝利に、重いキャディバッグを担ぎ二人三脚で戦った愛妻ジャスティンさんと抱き合い喜びを爆発させたリードの姿が印象的だった。

「妻が一生懸命やってくれたので勝ちたかった。勝てたのは彼女のおかげ」と笑顔で振り返ったリード。新鋭同士のV争いは見応えのある名勝負となった。

 その他上位陣では、通算12アンダー3位タイに上がり2ホール連続ボギーで優勝戦線から脱落した23歳のジョン・ハー(米)とブライアン・ハーマン(米)が入り、通算11アンダー5位タイにザック・ジョンソン(米)、マット・ジョーンズ(豪)、マット・エブリー(米)の3人。連覇を狙って10位タイからスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)はスコアをひとつ落とし、通算4アンダー29位タイに終わっている。

 日本勢では、4アンダー66をマークした松山英樹が通算8アンダー単独15位で4日間の競技を終え来季のシード権を確保。石川遼は前半4連続バーディで魅せ3つスコアを伸ばしたが通算5アンダー26位タイにとどまり、来季のシード権獲得ならず。それでもフェデックスカップポイントは準シード圏内の141位となり、月末から行われる入れ替え戦4試合に出場し上位進出を目指すことになった。

 今大会終了時点でフェデックスカップポイントランキング125位以内のシード権を逃したビッグネームはパドレイ・ハリントン(アイルランド)、デビッド・トムズ(米)、トレバー・イメルマン(南ア)、ビジェイ・シン(フィジー)、Y・E・ヤン(韓)ら。

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