H.ステンソン、好発進の要因はロッカー破壊?
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2013/09/20 10:58
現地時間19日に開幕した米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権(ジョージア州イースト・レイクGC)第1ラウンドで単独首位(6アンダー64)に立ち、逆転での年間王者獲得を狙うヘンリック・ステンソン(スウェーデン)だが、大会前にある騒ぎを起こしていた。
1,000万ドル(約9億8,000万円)がかかった年間王者獲得に向けフェデックスカップポイントランキング首位で臨んだ同シリーズ第3戦のBMW選手権では、思うようなプレーができずイラ立ちを隠せなかったステンソン。特に悪天候で月曜日(16日)にもつれこんだ最終ラウンドは17番パー3でボギーを叩き、続く18番ではティーショットをミスした直後、ドライバーを地面に叩きつけてへし折ってしまった。
結局3オーバー74と崩れ33位タイでフィニッシュ。同ランク首位の座をタイガー・ウッズ(米)に譲ることになってしまった。
ステンソンのイライラはホールアウトしても収まらず、クラブハウスで使用していた木製ロッカーは無残に壊されていた。ホストコースだったコンウェイ・ファームズGC(イリノイ州)はコメントを出さなかったものの、その写真の載った記事が世界中を駆け巡り、ステンソンのエージェントは責任を追うことを認めている。
だが、これほど暴れてすっきりしたのか、最終戦では見事に首位発進。一緒にプレーしたタイガーが3オーバー73で29位と出遅れたため、すでに9打も差がつく思わぬ展開となっている。クラブを折って、ロッカーを壊すなどマナー違反なのは言うまでもないが、ステンソンはフラストレーションを吐き出して年間王者に向けて突き進んでいる。