レクシー猛追『64』で首位グループに肉薄 藍は20位タイ後退
レクシー・トンプソン(米)が今季2勝目に向け快調にスコアを伸ばした。
36人の選ばれたものだけが出場を許される米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待は、ホステスプロで元世界ランクNo.1のオチョアの誕生日である現地時間15日、彼女の故郷メキシコのグアダラハラCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。3位タイからスタートしたアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とリュウ・ソヨン(韓)が5アンダー67をマークし、通算9アンダーで前日単独トップ発進のポーナノン・パットラム(タイ)に並び、3人が首位グループを形成。そんな中、18歳のトンプソンがノーボギーの8アンダー64と爆発し首位グループに1打差の4位タイに急浮上した。
アジアシリーズのサイム・ダービーLPGAマレーシアで待望のツアー2勝目を飾るなど目下絶好調のトンプソン。平均280ヤードを超えるビッグドライブと好調なパットを武器に、この日のベストスコア『64』と爆発。シーズン2勝目に向け視界は良好だ。
そのトンプソンと並ぶ4位タイにプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)と賞金女王のタイトルを目指すインビー・パーク(韓)の他、ゲリナ・ピラー(米)がつけ、通算6アンダー9位タイに世界ランク2位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、同3位のステイシー・ルイス(米)がつけたが、ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー(米)は5つスコアを伸ばしたものの初日の出遅れが響き、通算イーブンパー単独27位にとどまっている。
一方、初日8位タイの好発進を切った日本勢唯一出場の宮里藍は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算2アンダー20位タイに後退した。今シーズンはゴルフ自体が好調な割には結果が出ておらず、現時点でシーズン未勝利の藍。節目の10勝目に黄信号が灯ったが、まだトーナメントは36ホール残っている。まずは明日、ムービングデーのチャージを期待したい。