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横峯&森田の女王争い正念場! 上田はシード権奪取へ

更新日:2013/11/20 12:48
横峯&森田の女王争い正念場! 上田はシード権奪取へ

 

 賞金女王争いがいよいよ正念場へと突入する。

 例年以上に激しいタイトル争いが繰り広げられている国内女子ツアーは、21日開催の大王製紙エリエールレディスオープン(愛媛県、エリエールゴルフクラブ松山)を含めて残り2試合となった。今季は森田理香子が開幕戦で優勝して以来、序盤戦を引っ張り賞金ランキング首位の座を守り通してきたが、シーズン半ばで失速。それでも何とか持ちこたえてきたものの、先週の伊藤園レディスゴルフトーナメントでシーズン4勝目を飾った横峯さくらについに逆転を許した。

 2009年に一度、女王の座に輝いたことのある横峯の今季獲得賞金は1億1,900万7,638円。今大会の優勝賞金は1,800万円。シーズン最終戦 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(28日〜12月1日/宮崎県、宮崎カントリークラブ)で勝てば2,500万円を手にすることができるため、計算上は横峯、森田(1億731万5,049円)だけでなくランキング3位の吉田弓美子(8,540万4,900円)、同4位の佐伯三貴(8,310万2,496円)、同5位のテレサ・ルー(台/7,932万3,600円)、同6位のアン・ソンジュ(韓/7,931万9,680円)までに逆転のチャンスがあることになる。だが、もちろん圧倒的に有利なのは獲得賞金1億円を超えている横峯と森田。2人の戦いが大きく動く今大会から目が離せない。

 熾烈を極める賞金女王争いと同時に、今大会までの賞金ランキング上位50人(圏内の不動裕理が永久シードを持っているため51位まで)が得られる来季のシード権争いも激戦となっている。

 シーズン終盤に入って、4試合中3試合でトップ10入りしている渡邉彩香が台風の目となり現在同ランク46位。ボーダーラインと言われた1,800万円を突破した櫻井有希(同47位)、青山加織(同48位)の2人もシードをほぼ確定させた。一方で、2010年の日本女子プロゴルフ選手権優勝者、藤田幸希が現在51位とギリギリのラインにおり、昨季19位だった井芹美保子も52位。さらに米女子ツアーの来季シード権を失った2007年国内ツアー賞金女王の上田桃子も55位とこのままでは危うい位置だ。

 昨年のダイキンオーキッドレディス優勝で注目を集めた斉藤愛璃が同92位、昨年のマンシングウェアレディース東海クラシックを制した永井奈都が86位と、いずれも今大会で踏ん張らなければシード落ちの危機にいるだけに、サバイバルレースはより厳しいものになりそうだ。

 ツアーの方針に賛同し今季から4日間72ホールとなった大会が選手たちにとってどう影響するのか。女王争い、シード権争いともに長丁場の戦いとなる。

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