R.マキロイ、A.スコットの豪州メジャー完全制覇に待った!
ローリー・マキロイ(北アイルランド)が、豪州3大メジャー大会完全制覇に突き進むアダム・スコット(豪)に待ったをかけるべく好スコアをマークした。
豪州、ワンアジア両ツアー共催のエミレイツ・オーストラリアン・オープンは現地時間29日、豪州のロイヤル・シドニーGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日ノーボギー『62』の完璧なラウンドで単独トップ発進を切ったスコットだが、この日は7バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで2アンダー70止まり。それでも初日の貯金にものをいわせ通算12アンダーで単独首位の座をキープした。
そのスコットに肉薄したのがマキロイ。9バーディ(2ボギー)を量産して7アンダー65をマークし、スコットに2打差の単独2位に浮上。今シーズン初勝利を十分に狙える位置を確保し、「アダム・スコットが飛ばしているから、何とかしなきゃいけないと思った。追いつくところまでは行かなかったけれど、まだ残り2日ある。ゴルフの調子はここのところ凄く良くなっているので、あとはショットで作ったチャンスをいかにものに出来るか。もう少しパットが決まってくれたら良い勝負が出来そうだ」と手応えを口にした。
スコットはオーストラリアンPGA選手権、タリスカー・マスターズ(オーストラリアン・マスターズ)と豪州ツアーのメジャー2連勝を達成した後、先週はジェイソン・デイ(豪)とのコンビでワールドカップのチーム戦を制している。今大会に勝てば2005年のロバート・アレンビー(豪)以来の同一年豪州3大メジャー大会完全制覇。果たしてスコットの快進撃にマキロイはストップをかけることが出来るだろうか…?
その他、通算9アンダー単独3位にリチャード・グリーン(豪)がつけ、通算8アンダー単独4位にマシュー・ジョーンズ(豪)。アマチュアのブレイディ・ワット(豪)が通算6アンダー5位タイの好位置につけたが、ワールドカップ個人&チーム戦の二冠に輝いたデイは2オーバー74を叩き通算イーブンパー41位タイに後退。ディフェンディング・チャンピオンのピーター・シニア(豪)は『81』の大崩れで通算9オーバー144位タイで予選敗退が決まっている。