河野健闘4位タイ入賞! 石川15位タイ 優勝はS.ガルシア
今年国内男子ツアーで初シードを獲得した河野祐輝が4位タイに食い込む健闘を見せた。
アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権(タイ、アマタスプリングCC)は現地時間15日、最終ラウンドの競技を終了。この日6位タイからスタートした河野が4バーディ、1ボギーの3アンダー69にスコアをまとめ、通算13アンダーで世界ランキング4位のジャスティン・ローズ(英)、マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)らと並ぶ4位タイの好成績を収めた。
愛媛県出身の25歳は初めてレギュラーツアーにフル参戦した今年、セガサミーカップで2位タイに食い込むなど頭角を表し3,000万円超を稼ぎ、賞金ランキング33位で初シードを獲得したばかり。重圧がかかった最終日はスタートホールこそボギーを叩いたが、安定したパットを武器に以降4バーディ奪取に成功。勝負どころの上がり2ホール連続バーディで締めくくり、大器の片鱗を見せつけた。
その河野に負けじとばかり石川遼も攻めのゴルフで3連続を含む5バーディ(3ボギー)を奪って2アンダー70でホールアウト。通算8アンダーは前日の23位タイから15位タイに順位を上げて4日間の競技を終え“タイのゴルフ親善大使”としての面目を保った。
また、アジアの常連・小林正則は最終日にスコアを1つしか伸ばせなかったものの通算7アンダー18位タイとまずまず。ムービングデー(3日目)に順位を落としていた20歳の川村昌弘も3バーディ、1ボギーの2アンダー70で回り、小林と同じ18位タイで終戦。予選を通過した日本勢4人が揃ってトップ20圏内を確保する好調ぶりだった。
優勝争いは2日目以降トップを走り続けたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が宣言通り攻めのゴルフで6バーディ(2ボギー)を奪い通算22アンダーで逃げ切り優勝を達成。4打差の単独2位に欧米両ツアー同時年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が食い込み、通算14アンダー単独3位にアレクサンダー・レヴィ(仏)が入った。
注目のリッキー・ファウラー(米)は通算11アンダー8位タイ、ハンター・メイハン(米)は通算9アンダー13位タイに入ったが、ブッバ・ワトソン(米)はスコアを伸ばせず通算5アンダー30位タイに終わっている。