松山欠場のJGTOチームが3年ぶりV! MVPは小平 日立3ツアーズ
オフシーズンの恒例となった国内3大ツアーの対抗戦、Hitachi 3Tours Championship 2013(日立3ツアーズ選手権)が15日、千葉県の平川カントリークラブを舞台に開幕。国内男子ツアー史上初のルーキー賞金王に輝いた松山英樹がケガで欠場した日本ゴルフツアー機構(JGTO)チームが21.5ポイントを獲得し、17.5ポイントの日本プロゴルフ協会(PGA)チーム、15.0ポイントの日本女子プロゴルフ協会(LPGA)チームを退け、2010年大会以来となる3年ぶり5度目の優勝を飾った。
2005年に創設され今年で第9回を迎える同大会はチャリティを目的に男子、女子、シニアという国内3大ツアーが、日本“最強”ツアーの称号をかけて戦うチーム戦。JGTO、LPGA、PGAの3団体から6名ずつ選出され、総勢18名のトッププレーヤーが激戦を繰り広げた。インコース9ホールのみを使用し、1stステージ、2ndステージの合計ポイントで競われ、ステージ毎に1位チームに3ポイント、2位チームに2ポイント、3位チームに1ポイント(同スコアの場合はポイントを分け合う)が与えられた。
1stステージは、オルタネート方式のダブルス戦(1つのボールを2人が交互にプレー)3マッチが行われ、JGTOチームが7.5ポイントを獲得。LPGAチームが5.5ポイントで2位につけ、PGAチームが5ポイントで追いかける展開となった。まず第1組はJGTOチームの松村道央&小平智ペアと、LPGAチームの吉田弓美子&堀奈津佳ペアが共にイーブンパーで回り2.5ポイントずつを分け合う。第2組ではJGTOチームの池田勇太&藤本佳則ペアが唯一アンダーパーをマークし3ポイントを奪取。第3組はPGAチームの室田淳&井戸木鴻樹ペアが2バーディを奪うなど他を圧倒し3ポイントを奪い返したものの、JGTOチームが2ポイントを奪いステージ勝利を手にした。
シングルス戦6マッチで行われた2ndステージは、第2組でラウンドしたJGTOチームの小平が17番パー3でホールインワンをマークするなど3アンダーで回り3ポイントを奪うと、JGTOチームは第4組の小田孔明、第6組の片山晋呉も3ポイントを奪取。第5組の池田も2.5ポイントを獲得するなど2ndステージで14ポイントを加算し、トータル21.5ポイントで大会制覇を成し遂げた。なお、大会MVPにはJGTOチームの小平が選出されている。
【最終順位】
優勝:JGTO(21.5ポイント)
2位:PGA(17.5ポイント)
3位:LPGA(15.0ポイント)
【1stステージ結果】
第1組
JGTO:松村道央/小平智 E(2.5ポイント)
PGA:東聡/奥田靖己 +4(1ポイント)
LPGA:吉田弓美子/堀奈津佳 E(2.5ポイント)
第2組
JGTO:池田勇太/藤本佳則 -1(3ポイント)
PGA:渡辺司/羽川豊 +6(1ポイント)
LPGA:森田理香子/アン・ソンジュ(韓) +5(2ポイント)
第3組
JGTO:片山晋呉/小田孔明 +1(2ポイント)
PGA:室田淳/井戸木鴻樹 -2(3ポイント)
LPGA:佐伯三貴/比嘉真美子 +3(1ポイント)
【2ndステージ結果】
第1組
JGTO:松村道央 +3(1.5ポイント)
PGA:東聡 +1(3ポイント)
LPGA:堀奈津佳 +3(1.5ポイント)
第2組
JGTO:小平智 -3(3ポイント)
PGA:奥田靖己 E(1ポイント)
LPGA:吉田弓美子 -1(2ポイント)
第3組
JGTO:藤本佳則 +2(1ポイント)
PGA:羽川豊 +1(2ポイント)
LPGA:アン・ソンジュ(韓) -3(3ポイント)
第4組
JGTO:小田孔明 -3(3ポイント)
PGA:渡辺司 E(2ポイント)
LPGA:比嘉真美子 +1(1ポイント)
第5組
JGTO:池田勇太 +1(2.5ポイント)
PGA:井戸木鴻樹 +1(2.5ポイント)
LPGA:森田理香子 +2(1ポイント)
第6組
JGTO:片山晋呉 -1(3ポイント)
PGA:室田淳 E(2ポイント)
LPGA:佐伯三貴 +2(1ポイント)